15 / 33

第二章・6

「ッ、あぁ! はぁ、あぁ、あッ! あっ、あぁ、あぁあッ!」 「確かに浮気はしていなさそうだ」  久々の晶の身体は窮屈で締りが良く、男を燃えさせた。 「そ、そんなッ! 激しッ!」 「誘ったのは、お前だぞ」 「あ、もうダメ。はぁ、あぁ、んあぁあ!」  晶は男より一足先に、オーガズムに達してしまった。  ひくひくと痙攣する身体をじっくり味わいながら、男はまだ腰を穿ち続けた。 「も、もうダメだ、ったら! あ、あぁっ、また。また、イッちゃうぅ!」 「ほら、受け取れ」  男は晶の体内に、たっぷりと精を吐いた。 「あ、はぁ! あぁんんッ!」 「晶……、心配したんだぞ」  男の腕に抱かれ、晶は余韻の痺れに酔った。 「やっぱり……、僕はあなたのことが……、好きなんだな」 「約束だぞ。消えてから、どこで何をしていた?」  もう、と晶は唇を尖らせた。 「もう少し、浸らせてよ」 「仕方が無いな」  晶と男は、その晩二人で抱き合ったまま眠りに就いた。

ともだちにシェアしよう!