「はぁっ！伊織……ん」 　ぬるぬるとした指で蕾を解すと、自然と吸い寄せられるように指が一本ぷつりと入っていった。そのまま中を出し入れすると甘い喘ぎ声がコウちゃんの口から洩れる。くちゅくちゅいやらしい音と、コウちゃんの声の相乗効果で俺自身もやばくなってきた。 　指を抜き、俺もズボンを脱いで勃起したモノをコウちゃんの孔に当てた。 　俺の首に両腕を回してきたコウちゃんの口を塞ぎ、舌を絡めながら自身を奥へと進める。 「あっあぁ、あん……」 　全部収まり、ゆっくりと腰を動かすと、コウちゃんも腰を動かしてくる。 「コウちゃん、気持ちいい？」 「あぁ……伊織のが、中で……あぁっ！」 　亀頭の部分が前立腺に当たると、コウちゃんの中がきゅっと絞まり、俺のモノを締め上げてきた。 「俺も気持ちいいよ。コウちゃんの中、すごく締め付けてくる」 　コウちゃんの背に腕を回し、コウちゃんを起こした。 「あっ、奥……深い……」 　座った状態でゆさゆさと腰を揺らすと、コウちゃんはとても気持ちよさそうな顔をしていたので、そのまま顔を寄せ唇に吸い付いた。 「これだと前いじらなくてもイけそうだね」 「あっ、ヤダ！前も……いじってくれ……」 　コウちゃんの悶える姿が可愛くて、いじわるをしたくなった。 「コウちゃんがこのままイく姿見たい」 　腰に手を置き激しく揺す振ると、コウちゃんの喘ぎ声がいっそうせわしくなった。 「ダメ……伊織……俺、イク。んあっ！あぁ！」 「俺もだよ。一緒にイこう」 　ぐちゅぐちゅと淫らな音が凄まじさを増していく。絶頂はすぐで、コウちゃんの中がぎゅっと窄まったと同時に、俺も果て、コウちゃんの出したものが俺の腹に飛び散った。 「絶対俺、そのうちヤリ死にそう……」 　ぐったりとしているコウちゃんが、終わった直後に色気のない事を言うのはいつもの事だ。 「でもコウちゃん気持ちよさそうだったじゃない？」 「だからってなぁ……あぁもういい。毎度毎度同じ会話しても仕方ねぇし！」 　プイッと臍を曲げてしまったコウちゃん。こういう時はどっちが子供かわかんない。 「それで？今日はどうしたんだ？ただヤリに来ただけ？」 「あぁ、そういうわけじゃなくて、一応コウちゃんにも俺の進路言っておかないといけないからって思ってさ」 「そういやもうそんな時期だよな」 「そう。それでね、俺大学受験するんだ」 　進路の事をコウちゃんに言うと、コウちゃんは一瞬きょとんとした顔をしたが、直ぐに笑顔になった。