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どんなに暗い夜だって… 番外編-2(雪夜)
「だ~か~ら~!!なんで夏樹さんと佐々木はそんなに仲が良いの~!?俺に話すよりも先に佐々木に相談してたってことでしょ!?」
「はいはい、そんなに妬くなよ」
佐々木が苦笑しながら、雪夜の頭を撫でた。
***
今日から夏樹が出張のため、夏樹に言われた通りに佐々木宅に泊りに来ている。
佐々木の家に来るのは別に嫌じゃない。
しょっちゅう遊びに来ているし、泊まったこともある。
しかし、問題はそこじゃない!
二人が俺の知らないところで勝手に話を進めていたってことっ!!
「妬いてるわけじゃないけどぉ~!!!なんかっ……なんかっ……むぅ~~っっ!!!」
突っ伏して、拳でドンドンと机を叩く。
「それだけ雪夜のことが心配だったんだろ」
「心配~?」
「だって、夏樹さんがこうやって先手打ってなけりゃ、雪夜は俺に遠慮してここに泊まりには来なかっただろ?」
「ぅ……」
「まぁ、確かにちょっと過保護すぎる気もするけどな。でも、俺は雪夜と遊ぶのは久しぶりだから、嬉しいよ。もうちょっとしたら相川も来るから、二日間楽しもうぜ」
「そうか……そうだね、そういえばこうやって集まるの久々だ!」
大学にいる時は当たり前に一緒にいたのに、夏休みに入ってからはお互いバイトで忙しくてなかなか3人で集まることがなかった。
「相川が来るまでにまだ時間あるから、先にアレ練習しておくか?」
「え、いいの?」
「そのつもりで材料買ってある」
「ありがと~!!さすが佐々木ぃ~!」
***
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