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夜明けの星 1-1(夏樹)

*** 「――お前がやりたいようにやれ。  なりたい(もん)になれ。  俺はお前の生き方には口出ししねぇよ。  所詮(しょせん)俺たちは他人だ。  ただし、両親(あいつら)に顔向け出来ねぇことはすんなよ?」  傷だらけの俺を見下ろし、偉そうにそう説教したおっさんは……  背中に白鷹(しらたか)を飼っていた―― ***

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