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Yuki Side 2-2 ※
俺はそっと大地の背中に腕を回して抱き着いて、そっと小さく囁く。
「俺も、大地が好きなのかな?」
大地は大きく目を見開く。
「有希、そんな事を言ったらもう、止まらないよ?いいの?」
止まらない。
止められない。
それは俺も同じ。
「だって、わかんないから。だけど……」
"……その先へ行っても……まだ俺は俺でいられる?俺はまだ大地の事を好きかわからない。だけど。その先へ行ったら、好きでいられる?"
・・・そっと聞いた。
「……好きになってる。絶対に。だって俺は大好きだからずっと好きだったから。好きにしてみせる」
そして大地は、先ほどよりもさらに深い深いキスをした。その触れる唇がとても熱く感じてこのまま……
息が止まってしまいそうになる。
やっと唇から離れたと思ったら今度は優しく触れるようなキスをしてきた。
大地は俺のシャツをそっと捲って肌に直接ふれる。その少し晒された肌のヒヤリとした感触と恥ずかしさから思わず、
"……大地、や…め…"
と言ってしまう。そこで大地の手が止まる。
「・・・ごめん。これじゃ。あいつと同じだ」
「……大丈夫…ちょっと驚いただけだから。大地は違うって思ってる。でも、こういうの初めてだから……優しくして……」
大地が嬉しそうな、なんとも言えないような表情になって頬がぱあっと赤くなる。それで、ぎゅっと抱き着く。
「そんなことを言うと。もう、タガがはずれちゃいそうだ。ずっとこうやってこうしたいって思っていたから……だからずっと俺は……」
そこで、ちゅっと音をたてて、またキスをしてきた。キスは何度も何度も。キスが唇から首筋に行ってそれから下へといく。すこしこそばゆくなって首を捩る。首を捩ると、今度は耳元をキスをしてきた。
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