………… …… … 次の日学校へ行くと城野が顔を腫らしていて、綺麗な顔が見る影もなくなっていた。 ……俺のせいなんだけどね？まあいいきみだよ。 だって有希にあんなことするなんてさ。俺に殺されなかっただけよかったと思って欲しい。 というか、すでに学校で、噂になっていた。 まあ、アレだ、昨日の昼休みに俺が血相を変えて、城野と有希を探し回っていて、その昼休みが終わったら、城野は顔腫らして血だらけになってたし。 有希は気を失っちゃってて、そのまま俺と早退しちゃったし。 噂にならないわけがないよなあ？ 取り合えず城野は、生徒会室のドアが急に壊れて倒れて来て怪我したとかなんとか、言って言い訳しているみたいだけどさ。 他の皆はそれは嘘だろ的な感じで、本当は、『城野が有希を強姦して俺が怒って城野をボコした』ことになってる。 まあ、半分はあってるんだけどね？未遂だよな。俺が止めたんだし。俺は本気で噂を否定した。強姦じゃない。未遂だってさ。そりゃ、有希の貞操があんな奴に奪われたなんてとんでもない。 まあ、それ以外は否定はしなかった。 それに今日は有希は休んでる。理由は半分は俺のせい。まあ……色々と、ね。無理はさせてないハズなんだけど？どうしても起きてこれないみたいで。 有希は今日は寝てるとか言ってた。理由を知らない母さんが凄く心配したけど適当にごまかした。 とりあえずは有希は俺に、 「好き」 って言ってくれた。 .