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第24話 ワンコ生活 2.75日目 ♥
「遼太…バカすぎ…。」
久しぶりにSМ小道具をフル装着された俺、乱れる息とヒクつく体、拘束された手錠越しに見えるのは何故か俺の精液を飲むことになってしまった遼太。
別に出してくれとも、飲んでくれとも一言も言ってはいない。
事の始まりは今から2.3時間前に遡る。
「かわいい犬」になると飛びついたら「どうした!」と驚かれたけど、遼太が驚いたのは一瞬だけで「俺に飛びつくくらいに好きなのか!」と解釈されてギュウギュウに抱き寄せられた。
遼太は小難しい俺を好きだという割には、俺が分かりやすい可愛い態度を取ると喜ぶ。
彼は単純で良い、バカで可愛いと思うけど、すぐに手が出て来る、すごく触ってくる。
まあ、別にもう何されたっていんだけど…、じゃないか、片付けよう、このままだと人としてまずい。
せっかく遼太のお母さんには好印象を持ってもらっているのに。
「後でなんでも言う事、聞くから」と遼太を宥めすかして二人で片付けること数時間、風呂にも入って新しい着替えを着ていると「ワンコ会長、約束の時間ですよ」とか垂れた目を嬉しそうに細めてニコニコと笑いながら言ってきた。
「風呂に入って着替えた意味が…。」とブツブツ呟く俺を気にもせずに自室に連れて行くと、サクサク脱がされて首輪と手首に皮ベルトの手錠の装着が決まった。
二人きりなのも今日がとりあえずは最後だし…好きにさせるかと思っていたら、首輪にあるリングに長いシルバーフックが掛けられて手錠と繋がれしまった。
前にもやられたことあるけど、シルバーフックに繋がれると両手が胸の辺りから動けなくなる、さすがに「これは外せ!」と訴えたけど「怒ってて、可愛い。」とか言われて全然話にならないから、外してもらうことを諦めた。
押し倒された先は遼太のベッドの上、もういいかとは思っているけど圧し掛かられると少し怖い。
顔を背けて目を閉じていると「まだ、恥ずかしい?それとも怖いのか?」と聞かれ「怖くはない!」と言いかけた口をキスで塞がれた。
恥ずかしい、怖い、違う…まだ、少し慣れていないだけで、嫌ではない。
口の中を舐められる感触も悪くは無いと思えてきたし、頬や首筋に唇の体温を感じると心地よくなる。
ただ「かわいい」と言われると嬉しい反面若干イラつくのは抱かれる側に心が徹し切れていないだけで、もう少し考えるの止めることが出来ればいいのに、「遼太が好き」とか「気持ちいい」とかだけに思考が埋め尽くされれば楽になれるのに。
膨らんでもいない胸を拘束した手をどかしてまでワザワザ舐める心理がよく分からない。
脚を開かさせるだけ開かせて、なんで今日はすぐに挿れてこないんだろう…、服も着てないし、手をも胸元で拘束されているから自分のモノが隠せない…、あまり見られたくないのに。
遼太の頭が胸から腹に移ろうとした時、大人しくしていようと思ってけどシルバーフックをガチャつかせて訴えた。
「もう、いいからさっ挿れなよ!」
「なんで?時間もあるし、風呂上がりで良い匂いで美味しいんだけど。」
「…おいしいって…!」
「美味しいついでに友也の舐めてもいいかな?」
「バカっ!!要らないっ!!」
「昨日、友也が俺の舐めてくれたじゃん、お返し的な?」
そう言うと俺の勃っているモノに舌を這わせてきて「嫌だ!」って訴えているのに止めてくれない。
止めようにも手が拘束されてて使えないし、脚の間に体を割り込まれていて閉じれない。
ゾクゾクする感覚に堪えられなくなって結構強めに訴えた。
「こういうのは俺がやるからっ!」
「友也がやってくれたの見てやってみたいと思ってたんだよな。」
「もう、離せよっ!バカ…。」
「疲れたら止めるから、大丈夫っ!」
俺は昨日、遼太が中々射精しなくて疲れて途中で止めてしまった。
途中で止めた事、怒ってるのか?
……ぁ…っ…!!!
こんなとこ舐められたことないからっ!!
拘束された手錠越しに見えるのは開いた脚の間に割り込んで遼太が俺のを舐めている姿で、起立している俺のモノに彼の赤い舌がユルユルとあてがわれている。
温かくヌルついた感覚が継続的与えられて、腰が勝手に動く。
………!!…ぁ…!!!!!!!
もっと…つよく…舌を…!!!
こんな恥ずかしい格好をさせられてっ…!
あ…!…男に…はしたないって言葉は…正しいの、かな…!
……!!!…は…あ…ぁぁ……ぁ…!!
気持ち良い感覚を求める体の動きが止まらない、このままだと遼太の口に挿れたくなってしまう。
拘束された手を伸ばせるだけ伸ばしてお願いした。
「ん…っ!も…ぅ…やめて…、もう…いいっ…!!」
「気持ちよさそうだから、もう少しやるよ。」
「やだっ!もう…いいっ…!!!」
遼太の口の中に挿れられてしまって体が勢いよく跳ねた。
………………!!!……!!…!!
もう、いいって…!言ったのに…!!!
……ぁぁ!!!……ぁ…!!…あッ…!!
陰茎が温かい粘膜に包まれ扱かれる感覚は抗えない快楽を伝えてきて、射精したい欲求が止まらない!
このままイきたくないので慌てて訴えた!!
「もうっ!!離してっ…!!出ちゃうからっ!!!!」
出るって言っているのに全然、口を離してくれないっ!
…もぅ…がまん…でッ…!!!…!
んッゥッ…!!!…!!…!…!!!!!!!!
…!!!…!!!!!!!!
…ぁ…!!!!!!
…もう…バカすぎ…!!
遼太が離さないから、思いっきり口の中に出しちゃったじゃないか!
逆…、逆だよな?
ヒクつく体の先、手錠越しに見える遼太は「うわ!」とか言いながら微妙に嬉しそうで、コイツはオレをイかせるのが趣味なんじゃないかと思えてきた。
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