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第30話 インモラル ♥

「痛かったら言えよ。」 準備ぽいことが終わったみたいでやっとヤることになったけど、 とりあえずお前がイクか的なことをされて、もう始業時間に間に合わない気がする。 始業時間前の生徒会室の床の上、ダッフルコートを着込み横たわる俺に覆いかぶさりキスをしてくる。 時刻は8時になろうとしている。 焦る俺を無視するかの様にネックウォーマーをズリ下げて長く情熱的なキスをかましてくる遼太。 最初の1分ぐらいは久しぶりで良いなとか思ってたけど、長い、長すぎる。 もう、さっさと挿れてヤってくれよ。 手持ちぶたさなのか俺のも触って来るし、こんなことされたら普通に勃つし、イっちゃうし…? …あっ!!何? この時間が無いっていうのに、また俺をイかそうとしているのか? 「いやだって!お前がイけよ!」と大声出したいけど、俺を射精させるのが遼太のルーティンみたいになってるし、争うのも抵抗するのも無駄…。 俺のじゃなくって自分の扱けよ…。 朝の学校でなんてインモラルすぎる…。 背徳だと分かっているのに反応する体、握られた箇所は快楽しか伝えて来ない。 扱かれて先端部分から微量に漏れ出すヌメついた体液が、俺の起立した陰茎に行き渡ってグチョグチョと音を立て、上気した蕩けた声が漏れる。 蕩けた顔を晒している俺を遼太が興奮気味に覗いてくる。 「見るな!」っていいたいけど…! …ホント…もう…あっ…あ… ……!!!…!!…ぁ…ぁぁ…! 精液を勢いよく放出し気持ち良くて息が上がる俺の脚を開き、遼太が割り込んで来た。 俺の熱く潤む目の先にいる彼が分かりやすいくらいに興奮している。 準備っぽいことが終わったのか「痛かったら言えよ。」と言われて頷いた。 散々したけど久しぶり、遼太が入ってくるのは久しぶり。 開かせ過ぎだろという脚の奥、熱いものあてがわれ、広げ、埋め込まれる。 ギッチリと浸食される感覚が気持ち良くて体が震える…。 キ―ンコ―ン カ―ンコ―ン… 始業開始前の予鈴の音を聞き「残念だな」と呟いて遼太が体を離そうとしてきたので、慌てて彼の腕を掴んだ。 顔を近づけて「どうした、友也」と聞いてくる。 どうしたもなにも、止めないで欲しい。 返事が出て来ない俺に遼太が「どうした、友也」としつこく連呼し「遅れてもいいのか?」を何度か聞かれて頷くと、遼太が両手で顔を抑えてプルプルしながら言う。 「優等生の友也が学校よりエロいことしたいなんて!かわいいぞ!」 いや違う、中半端なのが嫌…、そうじゃない…。 マイペースに顔を抑えて感動している遼太の手を取り「早く、続きしろ!」と告げると、手荒に押し倒されて激しい抽挿が始まった。 突かれて揺さぶられる体、余裕なさげに押し迫ってくる遼太、すごくいい…。 校内で脚を広げ、男に腹の中を強く擦られて快楽を得ようとするインモラル。 バカな事をしている自覚はあるけど…。 遼太のひときわ激しくなった抽挿、打ち付けられる腰、肉がぶつかる音、顔に落ちる彼の汗…! ああっ!!ゾクゾクと体が喜んでいるっ…!!! …ああ…!!…!!!!!!!! ………!!…ぁ…!!!!!!! 「もっ…!イク…っ!イクからっ!!」 俺の快楽で震える体に遼太が倒れ込んで来た。 上気した荒い息を吐きながら俺を包み込む。 遼太も射精したみたいで、すごくいい、すごく幸せ。 なんか可愛いなと思いながら抱きしめていたら、彼の肩越しから見える時計は8時40分を少し過ぎている。 これから急いで着替えても遅刻、二人そろって遅刻。 頭が弱っているのか、なんかどうでもいい感じがする。 嫌な予感ほど的中するもの、でも今回の悪い原因は俺というか俺の体だなと思った。

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