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 「極道を相手に報復するってんなら、ケツモチが居た方がいいんじゃねえのかぁ?」  勝気な笑みを浮かべた伊吹の顔は、年月を感じさせない瑞々しさを放っていた。  ぐ、と詰まってその自信満々な笑顔を睨み返すと、ミフユは口をへの字に曲げて唸った。  「~~ああ、もうっ。分かったわよ!  アンタたちに協力してあげる。  でもそれは、この糞ったれなクソクスリの製造元をとっちめるまでよ!」  啖呵を切って、パァンと太ももを打つ。  豪快な音を立てて敗北を認めたミフユに、伊吹は勝利を確信してふふんと笑った。  「上等だ」  おもむろに右手が出される。  「八年ぶりにコンビ再結成だ。よろしくな、相棒」  ミフユは唇をきゅっと噛み締めてから、差し出された手をやけくそ気味に握り返したのだった。                    【続】

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