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第8話

ようやく辰巳が唇を離す。しかし、それは僕の顎を舐め、首筋を這い、胸から再び乳首に戻った。 「少し赤くなってるんだよ、ここ。」 僕の顔を見ながらぺろっと舌で舐める。 「はぁ…ん。」 僕が出す声を聞いて、辰巳が乳首を口に含み、舌先でその先端を刺激する。 「あぁああああっ!」 「えろっ!」 辰巳が手で反対側の乳首にも刺激を与え出す。 僕は腰を振ってその快楽から逃れようとするが、馬乗りになっている辰巳の足がしっかりと僕の体に制限をかけているため、動くことは出来ない。 「かなり強くやられたんだな。少し腫れてる。」 そう言うと再び消毒と言って、乳首を口に含んで、まるで赤ん坊のように吸い出す。 「ふあぁっ!やめ…って!やぁぁぁっ!!」 静かな夜の中、僕の声だけが響き渡る。 辰巳の手は乳首を刺激したままで、頭が少しずつ下に下がっていく。 下半身をズボンの上から軽く噛まれ、腰が浮いた。 「くぅっん!」 「あんまり盛り上がっていないな、ここ。」 そう言うと辰巳が自分の着ているものを全部脱ぎ捨てた。月明かりの中で浮かび上がる引き締まった身体にドキドキと心臓は早鐘を打ち、目はその体から離せずにいた。 すでに天に向かって聳り立つ辰巳のモノが脈打っているのが分かる。 僕は何が何だかわからない状況に、ただドキドキとするばかりで、体がついていけてなかった。 辰巳が僕のズボンと下着も脱がせるとヒューと口笛を吹いた。 「木島、お前いいモノ持ってんじゃん!」 辰巳の喉が僕の下半身を見てごくりと 鳴った。

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