190 / 245

『迸る』

「ンっ? ぷはっ、何を」 「一緒に気持ちよくなろ?」 ぴったりと併せた二人の性器を錦の手に包み込ませると腰を掴んでゆっくりと律動を始める。 性器から熱を包む掌から、目も眩む快感が迸る。 「あっ、あぁ! やぁ、あっあぁあ」 「あっ、はぁ、錦君っ気持ちいっ――あぁ、凄く良い」 握り込んだ二人の性器が触れ合う。 オイルの滑りを借りて、膨張した海輝が錦の性器をなぞる。 先端の括れが時折、皮膚を引っ掻ける。 堪らなく興奮した。 二人を包んだ手だけでは足りなくて腰も揺れていた。 ぎこちない動きが滑らかな物に変わり、海輝に合わせて上下に淫らに突き上げられて跳ねる。 ――最高だよ。とても素敵だよ錦君。 そう、上手だ。 囁かれて一層情熱的に海輝は腰を叩きつける。 まるで、セックスの動きだ。

ともだちにシェアしよう!