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第一章・7

 丈士が準備を整える間に、七瀬はバスローブを脱いで素裸になっていた。  気の早いことだ。 「ね、お兄さん。準備運動に、フェラしてあげる!」  ぐいぐいと丈士はベッドのヘッドボードに押し付けられ、座らされた。  バスローブの裾をはだけ、脚の間に七瀬が潜り込んでくる。 「ノリノリだな」 「うふ。いただきま~す♡」  ちゅ、と先端にキスを落とし、七瀬は愛撫を始めた。  舌腹で大きく舐めたかと思うと、先を尖らせなぞってくる。  せわしく吸っていたかと思うと、ねっとりとしゃぶってくる。 「どう? 気持ち、い?」 「まあまあだな」  いや、もう、丈士は硬く張り詰め、追い詰められていた。  このままでは、射精は時間の問題。  だが、素直に吐いてしまうのは癪だ。  丈士は、七瀬の喉に腰を突き入れ始めた。 「ぅんッ!? んっ、ぅぐっ、んうッ!」  始めは驚いた風の七瀬だったが、すぐに立ち直って舌を動かし始めた。  柔らかく温かな喉奥の締りと、ペニスに絡みついてくる舌。  これまで経験したことのない、甘美な陶酔が丈士を襲った。 「あ、やばい。出る。このまま出しても、平気?」  こくり、と七瀬はうなずいた。

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