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第二章・2

「ねぇ。僕とエッチ……、してくれる?」  返事の代わりに、丈士は七瀬を組み敷いた。 「しようか。悪魔とするのは初めてだ」  面白い、と丈士はニヤリと笑った。 「お兄さん、僕より悪魔っぽく笑えるんだね」 「俺の名は、相良 丈士だ」  丈士は、七瀬にキスをした。  そして唇を離すと、指をその口の中に入れて探った。 「んぁ、くぅあ、あぁ」 「犬歯、小さいな。牙くらい生えてるかと思ったけど」 「ぉう! いひいひマカいひらいれお!」 (もう! いちいちバカにしないでよ!)  口答えしていた七瀬も、丈士の唇が小さな乳首を吸い始めると大人しくなった。  目を閉じ、ふるふるとわなないて声にならない声を漏らしている。  性器の先端からは蜜を零し、それが後膣へと流れ込んでいる。  これなら要らないかも、と思ったが、丈士はローションを手にした。  指に絡めて蕾を探ると、そこはぬぷりと彼をすぐに受け入れた。 「ね、早く挿れて。指で慣らさなくってもいいから」 「そうみたいだな。じゃあ」 「ヤだ! スキン着けないで!」 「そんなわけ、いくか」

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