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第二章・3
未知の生物と交わるのだ。
丈士は、慎重になっていた。
「人間同士でも、初対面ならスキン着けるだろ」
「でも! 生で体内に出してもらわないと、意味ないじゃん!」
丈士は、七瀬の説明を思い出した。
『悪い人のタネを体内に入れれば、より早く立派な悪魔になれるんだ』
そういえば、こんなことを言ってたっけ。
「お前に生挿入して、俺がどうにかなることはないんだな?」
「ないよぉ。全然平気だから、お願い!」
ま、いいか。
丈士は、物事にあまり執着しない性格だった。
物にも、人にも、自分の命にさえも。
(これで死んだとしても、そこが俺の寿命だったってことだ)
「じゃ、挿れるぞ」
「ありがとー!」
くちくちと、丈士は七瀬の体内にペニスを挿れていった。
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