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第二章・4

 七瀬の体内は、超がつくほど心地よかった。  ほどよい熱は、丈士が擦るほどに高くなってゆく。  柔襞が、ペニスに絡みつく。  ローションだけでない粘りが、二人の間を密にする。 「なぁ、悪魔のアナルって、何か体液を分泌してるのか?」 「んぁあん! あっ、あ! はぁ、あぁ、あぁあん!」 「……今、何を訊いても無駄か」  見ると、七瀬の尾が引き攣って震えている。  何気なく、丈士はそれを握ってみた。 「ひゃぁああ!」  途端に、七瀬は勢いよく精を吐いた。 「んぁ、あ! もう! いきなりは、卑怯ッ!」 「ここが弱いのか」  じゃあ、と丈士は腰を打ち込みながら、七瀬の尾を扱いた。  柔らかな短毛に覆われたそれは、まるでビロードの鞭だ。 「んぁう! も、もうダメ! それは、それはダメぇえ!」  何度も絶頂に達して、息も絶え絶えになってから、七瀬はようやく丈士の種を注がれた。

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