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 リーネは恥ずかしさに身を苛まれながら、抵抗することもできずにたやすくローブを剥ぎ取られてしまった。  勃ち上がって濡れたペニスも、尖った乳首も何もかも靖満の目の前に晒されて、視線で舐められるだけで身体が熱くなる。 「りいね……身体すっごいキレイだけど、こんな細いのは人間の精液足りてないから?」 「え、あ……た、たぶん……そうだと思います……」  生まれてこの方、リーネの身体は一度として余分な肉がついたことがなかった。体質なのか、栄養不足なのか、昨日まで人間から直接食事を摂ったことのないリーネには判断のしようがなかった。 「じゃあ俺のいっぱい飲んで、もうちょっと肉つけような」 「あ、あの……」 「何? 俺のいっぱい出されるのいや?」  リーネはぶんぶんと首を横に振る。靖満のかすかに笑う気配がしたが、リーネはその顔を見られなかった。 「りいね、俺もう今さら他の男にりいね抱かせたくないし、りいねが他の男の精子欲しがるのも嫌だし、諦めて俺にいっぱい犯されてよ。まじでうちにいてくれんなら、俺もうオナニーしないで全部りいねの中に出すから」  とんでもない告白をされている、と思いながら、リーネは声が出なかった。靖満の指がさらに奥に入り込んできて、靖満の唇が耳をなぞってきて、何一つ考えをまとめられなくなる。 「……りいね、心臓すごい鳴ってる。怖い?」  リーネは首を振る。怖いとは感じなかったが、靖満に触れられているだけでたまらなくて、身体が言うことを聞かなかった。 「昨日、すごい適当に抱いちゃったから……今日はいっぱい触っていい?」  中を撫ぜられながら、顎を取られて顔を上げさせられて、靖満に目を覗き込まれる。逃げ場がどこにもなくて、また泣いてしまいそうだった。 「お、おれ、は……」 「うん?」 「昨日の、昨日みたいで、全然……」  構わない、と言う前に、靖満が首に唇を押し付けてきて、声が途切れた。 「俺が触りたい。触られるのいや?」  リーネはまた首を振って、睫毛を震わせた。靖満にされて嫌なことなど何一つないはずなのに、身体を撫でられるだけで平静ではいられなくて、うまく言葉も出てこなかった。 「……そんな泣きそうな顔されても、可愛くってたまんないだけだよ……」  靖満は呟くようにそう言って、リーネの唇を塞いできた。すぐに靖満の匂いと味が濃厚に口腔を満たして、リーネは目眩を覚える。この味を口に含ませられたら、もうとても逆らえないと思った。 「……んんぅ……!」  口を塞がれたまま、ベッドの上に倒されて、とろけきった入り口に指を押し込まれた。その指が中を愛撫し始めて、たまらずリーネは喉の奥で鳴く。それに構わずに、靖満は内側から前立腺を撫で回して、リーネをいっそう鳴かせた。 「はっふあっ……! や、靖満さ……っ」  唇を解放されたときには、リーネは大きく脚を開かされていて、指で中をなぶられ、ペニスの先からはぽたぽたと雫をこぼしていた。靖満はそれを見下ろして、目を細めて呟く。 「りいねすごいな……こんなにやらしい身体、俺の好きにさせていいの?」  リーネが言葉を発する前に、今度はその唇が乳首に吸い付いてきて、リーネは喉を反らせた。 「あっやっ靖満さっ……ああっやだだめぇ……!」  こんなに興奮しきった身体にこんな愛撫を受けたことはなくて、リーネはひとたまりもなくびくびくと身を震わせて射精した。何故自分が射精してしまったのかわからずに混乱していると、リーネの吐いた精に触れながら靖満が言った。 「りいねの精子……精液の匂いほとんどしないんだけど、人間じゃないってバレちゃうんじゃない? いいの?」  すでにリーネが淫魔だと知っているくせに、どうしてそんなことを問うのかわからずに、リーネは息を乱しながら靖満を見上げる。目が合うと靖満は少し笑って、リーネのペニスに触れた。 「俺にもりいねの味見させて」  そう言うと靖満は、精を吐いたばかりのリーネのペニスを口に含んでしまった。それと同時にリーネの中を靖満の指が撫で回して、リーネはたまらずに声を上げた。 「やっ靖満さぁん! だめ、それ、それやめてぇ……!」  靖満の頭を押しやろうと手を伸ばすと、ぢゅうと音を立ててペニスを吸われて、リーネはびくびくと腰を痙攣させる。靖満の指をきつく締め付けてしまって、その切なさにリーネは泣くような声を長く漏らした。

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