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早くほしいっていうのが自分の中にうず巻きはじめて、困る。 淫乱なのは地なのかも。 俺だけヤル気満々なんてイヤ、真も同じになって。 座った真の膝に乗って向き合って、真の耳を甘噛みする。 舌先でなぞってキスもして、首はどうなのってなめてみる。 真が色っぽいため息つくから安心して、これは? ここは? ってあちこちをなめて、湿ったキスをする。 太ももに真の持ち上がったものがふと触れてドキッとしたところで、俺の攻撃は止められて、真が俺の乳首を優しくかんだ。 右も、左も、かまれて吸われてなめられて、声上げそうになったけど、くちびるをかんで呼吸で快感を逃した。 手持ち無沙汰の右手で真の乳首をいたずらしたら、真の右手が張り詰めた俺の大事なトコ、迷いなく包みこんで、やわらかく仕返ししてきた。 もう、気持ちいい。 優しい動きが、たまらなく。 俺の攻撃、全然真に追いついてない。 真のもさわろうと右手を伸ばしたら、いいからそのままって言うみたいにその手をつかまれて、真の肩に乗せられた。 「いいじゃん、さわらせて」 わざとすねたように文句言うと、顔を上げた真もすねた顔をした。 「さわられたら余裕なくなる。まだいきたくない」 余裕ないの? 俺相手で、そんなになってくれるの? そんなこと言われたら、俺だって我慢できない。 ちょっとごめんってあやまって、さっき薬局で買ったローションを紙袋から取り出してベッドに戻る。 真をベッドのはしに座らせて、さわるなって言われたけれど真のモノにふれて、くわえた。 張り裂けそうで熱くて重い感触に、期待で体がうずいてしまう。 また拒否されても困るから、刺激しすぎないように、軽く遊ぶように。 左手で真に触れて吐息を確認してから、右手にローション取って、前かがみで自分のうしろをいたずらした。 慣れててごめんね。 真が飽きないように脚の付け根や下の袋にも舌をはわせる。 自分はようやく指入れて、広げるようになで回す。 ちょっと疲れて息をついたら、真が床に置いたローションに手を伸ばした。 それだけで。 真の指が俺の中に入るって思っただけで、自分の指先をうしろがきつく締めつけた。 真がけなげに積極的なのがかわいいし、そんな真にまで反応しちゃう自分にどんだけだよって思う。 苦笑しながら真からローションを取り上げて、真を見た。 「真仕事しすぎ。俺自分でするよ」  真がいく気ないなら、俺だってまだいきたくない。 「どこが仕事しすぎなの。俺、なにも知らなくてなんか悪いから」 なにも知らない? 俺をこんなに揺さぶって。 経験なんて、全然意味ない。 「あのね、俺も真とするのはじめてで、正直緊張してるんだよ。なのに真余裕なんだもん、ズルい。俺のいいトコばっか突いてきて」 精神的に優しくされても感じちゃって。 直接の刺激も相当感じるから、二倍気持ちいい。 真が俺に、なぜかキスする。 不器用なのにこんなことするなんて、本能でこうなんでしょ、ズルい。 真は俺のひたいの邪魔な髪をそっと横に流してから、言った。 「全然余裕じゃない、妃のほうがズルいから。なにされても、全部気持ちいい」 全部。 よかった。 でも俺にも頑張らせて。 「もう少しだけ待って。そしたら入れて」

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