「はあ、はあ、はあ…あっ！ああっ！んん…はあ、はあ、はあ…」 騙されるように薫さんの中に入れられた俺のモノが、出入りを繰り返す。 すんなりとはいかないまでも、気がついた時には指が違うものとすりかわり、ゆっくりと薫さんの体の誰も分け入ったことのない奥深くに向かって、俺のモノがゆっくりと突き動いていく。 「薫さん、痛くない？」 「これ…なに？」 苦しそうに顔を歪める薫さんの頬に手を添えて、優しく答えた。 「オレだよ。オレが薫さんの中に入って行ってるの…なぁ、わかるだろう？」 ぽんぽんと薫さんのお腹を叩く。 異物感をはっきりと認識した薫さんが暴れ出した。 「やだ！イヤだ！！抜いて！やめてぇ！！」 しかし、拘束された体では暴れても身を捩るほどでしかなく、体の中にある異物を取り除くことはできない。 「あれ？オレが好きで、させてくれるって言ったのに？」 「やだ！もうやだ！！出てけ！」 首を振り泣きじゃくる薫さんの腰を掴む。 「忘れさせてやるって…」 嫌がる薫さんに自分の腰を激しく打ち付けていく。 「やめっ！！！！あぁっ…ごかな…っでぇ！！ヤァっ！！あぁあああっ！！」 悲鳴のような声をあげて哀願するが、それを無視してどんどんその動きを早くしていく。 嫌がっていた薫さんが、オレの動きに合わせて腰を振り出す。 「はぁ、はぁ、あっ…あぁっ…んっ！」 痛みや苦しさ、辛さを手放し、オレに与えられる快楽に身体を開き、そのみちびきによって絶頂を迎えた薫さんの腹にべっとりと付いた二人の混じり合った液体を指で掬うと、それを薫さんの口に無理矢理押し込んだ。 「オレとあんたが一緒になった証。ほら、口開けて？」 言われるがままに開けた薫さんの口に、オレの唇を合わせ、入れた液体と唾液、そして薫さんの舌を絡ませた。 「う…ん…んん…」 オレがその半分を絡めとり、ごくんと喉を鳴らすと、薫さんも同じように喉を鳴らした。 「これで薫さんはオレのものだよ。今夜はあんたをオレまみれにしてあげる。」 そう言うとぐったりとしている薫さんの体をうつ伏せにして、その腰に再び覆い被さった。