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第4話
全身が痺れるような感覚に支配されて、江崎くんはもう息も絶えだえでただ横たわっています。でもここで逃して冷静にさせるわけにはいきません。森永さんは江崎くんのちんちんを休憩させることなくゆるい愛撫を続けます。すると今味わった快感をもっと、と江崎くんのちんちんはすぐに元気を取り戻し始めました。さすが童貞です。
江崎くんが元気になると、森永さんは江崎くんの身体を上下反転させ上半身で大きなクッションを抱きかかえるような形、つまり尻をクッションの外に突き出すようにしました。江崎くんは、これはちょっと恥ずかしいんじゃないの!? なんて理性を取り戻す間もなく、抱えた尻を森永さんに捕らえられます。
尻に温かい何かを垂らされ、それからぬめっとしたものが穴をなぞります。そしてふっと尻にかかる息。想像できないけれど、想像せずにはいられません。尻、舐められてる……!? さっきまで見ていた、森永さんが自分の股間に顔をうずめる姿がよぎります。
「なっ……! そん、なとこ、や……めてっくだっ……! あぁっ……」
静止したかったのに穴に差し込まれた舌の感触に負け、最後は喘ぎ声になってしまいました。
一方、森永さんは今が勝負時。江崎くんが出したものを潤滑油に、ここぞとばかり尻穴を攻めています。何とかここは指3本くらいまで拡張したいところ。そして、尻でも気持ちいいと覚えさせなければなりません。今回を逃して江崎くんが冷静になってしまえば、もう二度とチャンスは来ないかもしれないのです。森永さんは、これで最後になるかもしれないなら江崎くんに入れたい、絶対逃さないという乱暴な気持ちを抑えられません。
でも、森永さんには確信もありました。キスも、ちんちんへの愛撫にも敏感にこれだけ感じて喘いでいる江崎くんは快感に弱いはず。敏感で快感に素直なのはエッチになれる才能です。これだけ才能があるなら、尻での快感も受け止めるはず。
森永さんは穴に入れるものを舌から指に替え、ゆっくりと深くまで慎重に差し込みます。入口のぎゅっと締め付けられる場所を抜けると、柔らかく温かい胎内が森永さんの指を迎えました。
「う゛……ぁっ……ん……っ」
森永さんが胎内をなぞるのに合わせ、江崎くんの声が森永さんの股間を直撃します。時折、苦しそうな声になるのもまたいい……。そう思いながらも、尻穴初心者の江崎くんに無理をさせるわけにはいきません。森永さんは、ぎゅっとクッションをつかむ江崎くんの背を撫でると力を入れた指にキスをし、それから「ちょっと待ってて」と江崎くんの頬にキスを落として立ち上がります。ベッド脇のチェストからローションとコンドーム、それから手のひら程の大きさの何かを持つと再び江崎くんの元に戻ります。
「それ、なんですか?」
江崎くんはキスされた姿勢のまま、森永さんの手に持つ見た事のない形状のものを指して尋ねます。
「エネマグラ。知ってる?」
「知らない……」
自分の差し出した尻の、足の間に座る森永さんを直視できず、江崎くんは再びクッションに顔をうずめます。
「それ、どうするの?」
恐る恐る聞いた江崎くんの尻から太ももを撫で、森永さんが答えます。
「大丈夫。いきなり使ったりはしねーよ」
そう言いながら森永さんはチュっと臀部にキスをすると、ローションをたっぷりと手のひらに出しそれを口の中に含みました。そして、ローションで濡れたままの手を江崎くんのちんちんに、もう片方の手を尻の穴に伸ばし中断し愛撫を再開します。
「あ……っ、んんッ……」
江崎くんは一度中断され再び与えられた快感に呆気なく溺れていきます。その喘ぎに勇気づけられ、森永さんは緩んだ尻穴へ口付けると口と指を使って器用に穴の中へ温まったローションを流し込みました。ローションを流し込みながら、その助けを借りてぐいぐいと指を潜り込ませます。
「や……!! やっだ……って……あっぅ」
今まで尻で感じていた指で解されるキツイ感覚が嘘のようになくなって、驚いた江崎くんは一際大きな嬌声を上げました。
「きもちい?」
尻の穴を舐めながら森永さんが聞きます。その間も江崎くんを解す指は動きを止めてくれません。もちろんゆるゆるぬるぬるとちんちんを包み撫でる手も健在です。それじゃ、江崎くんはまともに答えられませんよ。
「わ……かんっ……い……、ダメ……、わかんっっ……けど、やめ……て、も……ぅぅ……」
やっぱり江崎くんはまともに答える事が出来ません。森永さんは「気持ちいいでしょ」というように、ちんちんを扱き上げました。
「あっ……!ぁっ……んっ……」
江崎くんはあまりの気持ち良さに身体を強張らせましたが、森永さんはイカせてくれません。
「う゛……な、ん……でぇ……っっ」
「ん……、ごめんな。まだイカなーい。もうちょい我慢」
ものすごく、他の人は知らないけれど、多分ものすごく優しいのに、森永さんは意地悪に愛撫を続けます。
「きもちいーでしょ? 江崎、気持ちいいって言ってみな」
森永さんは江崎くんに囁きかけます。
「き……もち……っ……」
ちんちんへの刺激は気持ちいい。でもそれだけじゃない刺激が強くて、江崎くんはもう自分では気持ちいいのか、気持ち悪いのかもわかりません。躊躇う江崎くんを誘導するように森永さんは促します。
「江崎、気持ちいいって言って……ほら……」
尻の穴に差し込まれた指はいつの間にか二本になり、江崎くんに耐えがたい圧迫感を与えています。
「……うっ……ぅ……っ……きっもち……?……あっ」
「気持ちいいでしょ。言ったら……もっと気持ちよくなるよ、言ってみな」
言ったらもっと気持ちよくなる? 本当に?
江崎くんはメロメロになりながら、恥ずかしいのと何だかわからない気持ちの間で戦います。言っちゃいたい、だけど言えない……! 躊躇っているその時、江崎くんはクチュクチュと濡れた音がしているのに気づきます。森永さんはわざと音をたてるように尻の穴を愛撫していますが、江崎くんはそんな事知る由もありません。
自分の喘ぎ声と吐息、クチュクチュと響く淫猥な音、それから「気持ちいいだろ」と唆す森永さんの掠れたような低い声……。
「きもち……いっ。あっ、……き、もちいっぃ……ぅ……」
気持ちいいのかどうかもわからないけれど、一度言葉が飛び足したらもう止まりません。
「ん……きもちいいな」
こんな時なのに、慈しむように優しい森永さんの声。
ご褒美のようにちんちんを扱かれ、尻の穴を解していた指はいつの間にか尻を犯し始めています。
「きもちいぃぃ……あぁっ……ぅ……もっ……」
「もうイク? きもちいい? うん……、もうイっていいよ……」
ほら、と赦しを与えて、森永さんは江崎くんを追い立てます。
「……あっ、イク、も……きもちいっ……イク……っ」
「いいよイって……、イっちゃえ」
「ぁあぁっっ!」
誘導され、促されて江崎くんは二度目の絶頂を迎えます。
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