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第6話
なんだ、これ……、なんかキタ……
息も絶え絶えでぼうっとしたままの頭で江崎くんは思いました。今まで知らない、快感のような、快感じゃないような、すごいもの。
森永さんに囁かれて、抱きしめられて、全部が堪えきれなくなって、身体の中から溢れるみたいに苦しくなって……。
俺の知ってる射精とは違う、精液と一緒に解放されたもの。
なんか、すごい……
もう一度、と震える手で森永さんを掴む前に、江崎くんは上下入れ替えてうつぶせにされ、腰を掴まれます。腰を掴む手の感触さえ震える程気持ち良くて、江崎くんはビクビクと素直に快感を受け入れました。
「んぅっ……」
ずるりと尻の中のおもちゃを取り除かれ、引き抜かれるその快感に身悶えするとすぐに代わりの温かいものをあてがわれました。江崎くんは無意識に尻を揺らして、森永さんのちんちんを誘い込もうとしています。
ぁ……はやく……
身体の中から引き出される快感を知ってしまった江崎くんには躊躇いがありません。音にならない江崎くんの声を聴いて森永さんは、ゆるゆると、でも力強く腰を進めます。森永さんは半分ほど挿入した所で一度、はぁっ……っと息を吐くと江崎くんに「辛くない?」と確認しました。
「ぅっ……ぁあ……っ」
江崎くんはおもちゃより太い森永さんのちんちんを挿入され、快感に浮かされてそれどれころではありません。もう早くどうにかしてくれと、もどかしく尻を揺すり森永さんに催促します。
初めてとは思えない痴態に森永さんは思わずほくそ笑むと、腰を止めたまま「もっと?」と優しく聞きました。
「ん、もっと……きもちいっ、……の、はや……く……っ」
江崎くんは焦らされることに耐えきれずに尻を擦り付けてねだります。
「これ?」
森永さんは軽く腰を揺らして、江崎くんの浅い場所を突いて刺激します。
「うっ……、あっ……ぁ……」
気持ちのいい場所に届きそうで届かない、届かないようでいて時折掠めてくるその感覚に我慢できず江崎くんは焦れて声をあげました。
「もっ……やだって……ぇ! はやくっ……! ぅ……」
怒ったような、啜り泣くような喘ぎにくすりと笑い「……これ、でいい?」と森永さんはぐっと腕と腰に力を入れます。
「あっっ! あぁぁぁっ……っ」
優しく深い場所まで抉られた江崎くんは一際大きな声をあげてビクリと震え、それに合わせてぎゅっと穴を締められた森永さんも「ぅっ……」っと小さく呻き、二人で快感に耐えます。やがてゆるゆると腰を揺すりながら森永さんが聞きました。
「これ、きもち良かった?」
「……っぁっ……」
江崎くんは朦朧としたまま答えようとしますが、答えられずにコクリと頷きました。
可愛い……。
そんな仕草が可愛くて嬉しくて堪らなくなり、森永さんは覆いかぶさるようにして江崎くんを抱き締めます。
「あっ……やぁっ……」
後ろから抱きしめられて、ビクビクと身を震わせる江崎くんの姿に「ほんと可愛い……」と森永さんは呟きました。その呟きも耳を愛でる愛撫になり江崎くんは「ぁっ」と声をあげます。その度に、江崎くんの尻穴はきゅっきゅと森永さんのちんちんを締め付けて快感を伝えます。
「えざき……」
江崎くんが腕の中にいると思うだけで感極まってた森永さんが名前を呼び、抱きしめる力を強くすると「あぁっ」と声を漏らして応えます。
「江崎の中、すげー気持ち良い……。江崎も気持ちいい?」
江崎くんの中でヒクヒクと動いて大きくなるちんちんが、言葉と一緒に森永さんの快感を江崎くんに伝えます。
「んんっ、きもちぃ……」
やや呂律の回らない口で答える江崎くんのちんちんを森永さんがキュッと握りました。
「……!! やぁっ!」
「うっ……きっつ……」
ぎゅっと尻穴を締められて呻いた森永さんは、江崎くんのちんちんを扱き、そのゆるゆるとした動きに合わせて腰を動かします。
「だっめ……! ちん、こっ、だめ……ぇ、ぅうっ、ぁあっ」
江崎くんはあまりの刺激に無意識に逃げようとしましたが、そんな動きも森永さんを煽るだけ。森永さんは激しく抜き刺ししたい衝動と闘いながら、じっくりと江崎くんを追い上げます。
「だめっ、だって、ばっ……ぁっ、うっ……」
半分泣き叫ぶようにして江崎くんは喘ぎます。
「だめ? ほらコレ、きもちいーだろ?」
ゆっくりとした動きで中と外を直接刺激されて、江崎くんは三度目の射精を迎えようとしています。
「も、だめっっ、イク……っ、もうっ、イっちゃうからぁ……っ、やめっ」
「きもちい……、俺もイキそうっ」
森永さんのちんちんがまたぐんと大きくなって、江崎くんに森永さんの射精が近い事を知らせます。
「えざきっ、一緒にイこっ……」
と言うと、森永さんは江崎くんの一番深い場所までぐっと抉ってきます。同時に江崎くんのちんちんもぎゅっと握られ、江崎くんは耐えきれず短い叫びを上げて吐精します。
「……っあ……っ!」
「んぅ……イクっ……!!」
射精する江崎くんにちんちんを締め上げられ、一瞬遅れて森永さんも達します。
江崎くんの尻にぐっぐっと森永さんが腰を押し付け胎内に射精するのに合わせて、江崎くんがビクビクと身体を仰け反らせ、長い快感を森永さんに伝えました。
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