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 喉の奥いっぱいに注がれた、精液。  それを必死に飲み込むと、俺はすぐに、高遠原のペニスから口を離した。 「げほっ! ぇほ、ごほ……っ!」  思い切りむせている俺を見て、高遠原はご満悦だ。  ニヤニヤと口角を上げて、俺を眺めている。 「あぁ、ヤベェ……最高」 「こほっ、こほ……っ」 「何だよ? そんなに睨むなっつの」  苦笑しながら、高遠原は俺の額に唇を当てた。 「水でも飲むか?」 「いっ、要らない……っ」 「まァ、そう言うなよ。……ホラ」  あらかじめ用意されていたペットボトルを、高遠原は掴む。  そのまま、ペットボトルを俺に渡す。 「飲まねェなら、このまま続き……しちまうぞ?」 「死ね……っ!」 「そこは『ありがとうございます』だろうが」  暴君からペットボトルを奪い取り、わざと音を鳴らして飲み始める。  冷たい水を一気に飲み始めると、口の中いっぱいに広がった変な味が、少しずつ薄れていった。 「んぐ、ん……っ! ぷはっ! ……もう、いいだろ……っ! 満足したなら、帰せよ……っ!」  ペットボトルを握ったまま、高遠原を見上げる。  すると。 「な、何だよ……その、目は……っ」 「お前、俺様がさっき何て言ったか……忘れたのか?」 「さっきって――う、わっ!」  ペットボトルを握っている手を、そのまま掴まれる。  そして高遠原は、床に座る俺を強引に引っ張り上げた。 「お礼……シてやるっつったろ? お前のことも、気持ち良くさせてやるってことだ」 「……っ!」  逃げようとしても、もう遅い。  掴んだ手が、強引に引かれる。  そのままベッドに押し倒されると、床に、ペットボトルが転がった。 「い、いやだ……っ! もう、お前とセックスなんかしたくないっ!」 「別に俺様は『抱いてやる』なんて言ってねェだろ」 「へ、っ?」  顔に、熱が集まる。 (て、てっきり……抱かれるのかと、思った……っ)  でも、じゃあ。  セックスじゃないなら、何で俺はベッドに引っ張られたんだ?  盛大な勘違いをした俺は顔を赤くしたまま、俺の上に覆いかぶさった高遠原を見上げる。 「まァ、後で抱きたくなったら……そんときは知らねェけど」 「だ、騙したのかっ!」 「今はちげェってこと。今は……お前と同じこと、シてやる」  制服のベルトが、呆気なく引き抜かれた。 「同じ、こと、って……?」  ズボンのチャックを下ろして、そのままずり下ろす。  あっという間に下着姿に変えられた俺は、怯えながら高遠原を見つめた。  パンツに手を添えた高遠原は、俺とは対照的に。 「――フェラ」  ヤッパリ、笑っている。

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