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お手伝い×クソニート3
★
深夜2時を回った頃、ベロベロに酔っ払った俺はユキに引き摺られるようにして帰路に着いた。
ちなみに酒は強い方だが、店の手伝いの日はタダ酒に目が眩んで飲みすぎる。俺が店に出るといつもより売り上げがいいから、エリカちゃんは何も言わずに酒と給料をくれる。
っても、俺のベロチューの売り上げの方が、店の給料よりもいいけど。
「おえ、吐きそ…」
「オレにかけんなよ!?」
「うるせぇよ!俺の服着てるくせに」
「確かに」
徒歩30分位の道のりだが、吐き気を堪えながら歩く30分はクッソ長い。
「お前さぁ、いつもあんなことやってんの?」
「ベロチュー?」
「それ」
いつも…というほど、あの店の手伝いはしてない。
「まー、二週間に一回くらいしか行かないからなぁ」
ユキはこの数日で一番大人しかった。んで、酔っ払ったタチの悪い俺は、そんなユキに鬼のように絡んだ。
「なんなのお前?妬いてんの?俺がクソビッチでショックだったの?つか、クソビッチじゃなきゃお前と会った日にヤったりしないだろ」
はーやれやれ、以外に繊細なヤツだったのか、コイツ。
嫌気がさして出てってくれんならその方がいい。
なんせあの部屋で二人も住んでると狭い。
「つか見て?ポケット札でパンパン!俺スゲェ!いくらあるかなぁ……ま、パチ屋行ったら速攻消えるけど」
などと、俺はひとりで喋り続け(ガチの酔っ払いはこんなもんだ)、無事に帰宅。部屋のドアを開け、靴を脱いだ瞬間だった。
「さっきの返事なんだけどさぁ」
ユキが俺の腕を掴んで、フラフラの俺を床に押し倒した。
「おわっ!?何?」
「嫉妬ってか、めっちゃ興奮した。客から金巻き上げてんのにキスしかさせないお前が、オレにはちんこ入れられてよがってんの、最高じゃん」
「はあ?お前歪んでんな」
ニヤニヤ笑うユキの顔が近づいて来て、俺の唇をまるで噛み付くみたいに塞ぐ。野獣かよ。
ついでにTシャツをまくり、なんかうまいこと腕を拘束されてしまう。ユキはこういう、有無を言わせない感じのセックスが好きだ。
俺もだけど。
「そのフシダラな口で頑張れよ」
「うわぁ、なんそのキモいセリフ」
「うるせぇよ」
唇を離すと、今度は無理やり上体を起こされ、目の前にユキのデカイのが突きつけられる。変態ってなんでこうも容赦ないんだ?というくらい強引に、俺の口にそれを突っ込んできた。
「ングっ、ふ、ん、んん」
「もっと口開けろよ」
「んひ!!」
ムリって言ったけど、伝わらなかったようだ。つか俺が悪いんじゃなくて、ユキのがデカすぎるのが悪い。
「あ」
「ん、?」
「漏れそう」
「ブハッ!?それはマジでヤメロ!!」
思わず暴れる俺。そりゃそんなこと言われたら意地でも逃げるだろ。
「冗談だって」
「いーや、お前ならマジでやりそう」
「確かに」
「そこは否定しろよ!!」
ニヤッと笑って誤魔化そうとしているが、いつか本当にやりそうで怖い。
「飲尿プレイはまた今度にして…」
「しねぇよ!!っ、おい!!」
ユキは俺を無視して、くるっとうつ伏せにする。ひんやりとしたフローリングの床が、剥き出しの肌に触れて背筋がゾクゾクした。
そのまま淡々とデニムと下着を脱がされ、ユキが「よし!」と言った。いや、何がよし!なのか?
「ユキ?」
「ん?」
「まさかとは思うけど、そのまま突っ込んだりはしないよな?」
「なんで?」
なんで?
「裂けたらどうしてくれるんだよ!?」
「オロ◯イン塗ってやるよ」
「クソ野郎っ、ああああ!?や、やぁ…めっ、痛い、って……」
連日ヤリまくっているとは言え、だ。
痛いの、本当に。
「キッツ」
「はっ、はぁ、も…ムリ…死ね…」
痛みに息が詰まる。涙が勝手に零れ落ちた。
「ちゃんと入れるから待ってな?」
「うぐぁ…も、一旦抜いて!?」
「只今の進行状況60%。もうちょい頑張れ」
ウゼェエエエエ!!
「ヒグッ…うぅ…はぁ、はっ…」
ケツの穴が燃えるようだ。同時に、内蔵を圧迫されるような遺物感が腹を満たす。もうちょいだな、と冷静に思った。
「オッケー」
「オッケー…じゃ、ねぇよ…」
そう言った瞬間、ユキが腰を動かした。同時に俺の腰をガッチリ掴んで固定する。
「いひゃっ!んっ……んふっ」
いつもそうだが、ユキは本当に手加減を知らない。
「あっ、あぁ…!?ちょ、まって…とま、止まって!!」
「ムリ」
「うぁあ!?うぁ…はっ、はっ…」
痛さと、飲みすぎていたのもあって、俺のものはあまり反応しない。それでもユキはガンガン俺の良いところと、奥を不規則に責め立ててくる。
涙とヨダレを垂れるのはまあいい。
でも、俺さっきまでめっちゃ飲んでたじゃん。
んでその良いとこばっか当てられると、当然出したくないものも出ちゃいそうになるわけだ。
「ユ、ユキっ、マジで…はぁ…止まって!」
「なんでさ?」
「漏れそ、う……」
「どうぞ」
!?
……どうぞ?
「ちょ…え?」
ユキの手が、俺のそこをがっしり掴む。緩く手を動かしながら、先っちょの方を指の先でグリグリと抉り出した。
「ヒァッ!?」
「情けねぇ声出してんじゃねえよ」
その声音には、絶対面白がってんだろ!?という雰囲気があった。
「ま、待ってマジでヤメて!!」
焦りと快感で背筋がゾクゾクして手足が震える。そこに、ラストスパートと言わんばかりにユキが激しく腰を打ち付けるから、我慢できそうにない。
「ほら、出せよ」
「イヤッ…あ!?あああああっ……」
「んっ」
あーぁ。俺終わった。
でもめちゃくちゃ気持ちよかった……死にたい。
ユキの小さい呻き声と、自分が漏らした液体の音を聞きながら、アルコールのせいもあってか、俺の意識は綺麗に飛んだ。
目が覚めたら全部夢であって欲しいぜ。
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