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第4話 智樹と雅樹

川上(かわかみ) 智樹(ともき)。 高校2年の17歳。 そして俺の愛する人。 川上(かわかみ) 雅樹(まさき)。 2人とも高校2年の17歳。 同じ苗字に、同じ歳。 そう、俺たちは双子だ。 二卵性だから、容姿、背丈は違っていて、双子の弟の俺は美少女ばりの可愛い系。 髪は程よくパーマの当たったような癖毛で、色合いは母方の曾祖父母譲りのアッシュグレー、いわゆるグレー系の髪色。 肌も白く、背丈は162センチと低い方かな? 勉強はそれなにりできるが、筋肉がつかない体質のせいか運動がまったくできない。 でもいいんだ。 俺には雅樹がいるから。 双子の兄、雅樹は俺とは対照的で、父方譲りの凛々しい顔立ちでイケメンだ。 髪は黒髪、直毛、硬いときた。 肌の色は健康的な肌色。 背丈は178センチで、まだ伸びてるかもしれない。 勉強はまーまーだが、しなやかな筋肉が全身に付き、運動はなんでもすぐできる。 本当に俺たちは正反対だ。 ただ一つ同じところは、2人とも『オメガ』。 雅樹は見た目アルファだが、検査結果はオメガで家族中全員驚いた。 だって我が家はアルファ一家。 俺たち以外、父さんも母さんも10才上の兄さんも、爺ちゃん、婆ちゃんまでアルファだ。 そんな一家からオメガが生まれて、可哀想に母さんは父さんに俺たちの事を『本当に俺の子供か?』と、遺伝子検査までさせられていた。 俺たちの容姿はこんなに両親に、祖父母に似ているのに…。 父さんはどうかしている。 ま、そんなどうかしている血を受け継いだか? 俺たちも…、いや、俺はどうかしている。 だって兄弟でセッ○スしてる。 俺は長男、次男、両方と。

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