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第5話 初めてのヒート ①
俺は幼稚園の頃から、頼りがいのある雅樹が好きだった。
でも気持ちを伝える事で俺のことを拒否されるのそれが怖くて、この気持ちは一生言わないでおこうと心に決め、秘めていた。
自分の気持ちを伝えるより、雅樹と一緒に過ごせる事が、俺にとっては幸せだった。
そんな平穏な日々を過ごしていた。
なのに……。
ことの始まりは、中学3年のとき。
15になりオメガ判定が出て暫《しばら》くたった頃、学校の帰り家が目と鼻の先に差し掛かった時、俺は急に人生で初めてのヒートになった。
胸が苦しくなって、息ができない。
身体の中、全てのものが弾け、燃えるようにあつくなって、動けなくなる。
助けを求めたくても、声も出ない。
このまま、俺はフェロモンを撒き散らして、俺のフェロモンに引き寄せられたアルファに犯されるのか⁉︎
そう思った時、雅樹が駆けつける姿が見え、抱き抱えられると、俺の部屋のベッドに寝かされ…。
そのまま雅樹と身体を重ねた。
雅樹が何度も何度も…俺の中に精を放つと、俺のヒートは治ってきて…。
雅樹の精がなくなるまで、俺たちはイきまくった。
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