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第53話 ⁉︎⁉︎ ②

「あの時は…って、晶大丈夫か⁉︎」 「え?」 「顔、真っ青」 「あ…、大丈夫です…」 どこまで? どこまで思い出したんですか? 先輩。 薫と付き合っていたことは思い出したんですか? 俺の嘘に気が付きましたか? 「先輩…その話って…2ヶ月前ですよね…」 晶は勇気を振り絞って神谷に聞く。 「そうだな…たしか2ヶ月前で……‼︎」 そこまで言いかけて、神谷は慌てて口籠《くちごも》った。 「…そんなこともあったのかな〜って、思っただけ…。それよりさ………」 神谷は話題を変え話し続けたが、晶にはなにも入ってこなかった。 ただ一つのことを以外は。 先輩知ってました? 先輩が嘘つく時って、なからず耳を触るんですよ。 ほら、 あれからずっと耳を触ってる。 それに絶えずチラチラ俺の様子を伺ってる。 先輩、思い出し始めたんですね……

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