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第62話 別れ ④
「っ先輩……。っあ……っはぁぁ……ぁん……」
先程の無理矢理なキスとは打って変わって、今度は首筋から乳首の方へ、真綿で撫でられているような微かなキスで晶を弄ぶ。
口に含まれた乳首は舌で転がし続けられ、横腹は優しく鳥の羽でくすぐられているように撫でられる。
「やっ…はぁぁ……あっ…ぁっ………」
晶の楔は硬く反り上がり、先走りがすでに裏筋を伝い、
神谷から愛され続けていた身体は、神谷の温もりを感じると身体の底から震え出す。
幸せだった…
先輩に愛されて、抱かれ、
手の届かない人だと思ってた。
でも、その人がずっと俺のそばにいてくれると思ってた。
本当はそう思いたかっただけなのに…
「あっ、ぁっ、あっ、はぁっ…イっ…く…」
晶がイきそうになるたび、神谷は攻めるのをピタッと止める。
そして、晶の身体の熱が引き出すと、また激しく、そして優しく攻め立てる。
まるで止めどなく押し寄せてくる波のように……
「イ…きたい…、セン…パイ……」
晶が困窮するが、
「イかせない…」
神谷はイがせてはくれない。
それなのに晶の身体をグルンとうつ伏せにし、
「…ぅん……」
ジェルを楔と後孔に塗り込み、
「…やっ…ぁぁ……」
神谷の指にも大量に付け、そのまま晶の中に指を入れる。
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