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第23話 激しい夜 ④

「蓮…挿れるよ…」 小さくうなずく蓮の目から涙が溢れると、ずぶりと蓮の中に真司の楔を挿れる。 「んんっ‼︎」 蓮の喘ぎ声は二人の口内だけに響く。 もっと…もっと激しく動くよ… 真司は心の中で呟く。 すると、蓮も小さく頷いた。 「‼︎」 真司が驚いて蓮を見ると、もう一度蓮が小さく頷き、真司の首に手を回した。 真司は蓮と心が繋がったと感じた。 ゆっくりと真司の楔を後孔ぎりぎり引き抜き、そのまま、またゆっくりと一番奥へと押し込む。 「んんっ…ぅん」 真司も蓮も、快感で口が離れそうになるのを必死でつなぎとめる。  そして真司は蓮の一番弱いところを、軽く擦るように責める。 蓮は真司から与えられる刺激をより求めるように、無意識のうちに真司の背中に爪をたてた。 蓮はもどかし刺激を欲し、自ら後孔をあげ真司の楔をより咥えようとする。 それでも真司は掠めるようにしか動いてくれない… 真司も蓮の気持ちはよくわかっていたが、これ以上蓮の中で自分の楔を擦り上げると、蓮の中で達してしまいそうで… 達する前に引き抜こうにも、蓮の口をキスでふさいでいて、それもできない。 真司自身、どうすれば蓮の気持ちに応えられるか、わからずにいた。 蓮の体は真司に甘やかされ力はほとんど入らなくなっていたが、最後の力を振り絞り、自分に覆いかぶさっていた真司の楔を蓮の中に咥えたままベットの上に座らせ、その上に蓮が座り、蓮は体を腰からそり返しながらも自分の力でピストンし始めた。 蓮がピストンすることによって、ちゅぱっという音とともに2人のキスは離れ、二人の口角からはどちらともの液が流れ出た。 「は…ぁぁ…は…ぁぁ」 蓮が上下するたびに、蓮の口からは、もがくような吐息と唾液が流れ出てくる。 蓮からの痺れるような刺激と、蓮自身が弱いところを自分で擦り上げている姿をみて、真司は腰の奥からブルッと震えた。 「しんじの…もの…中…で…おおきく…なった…」 快楽で眉をしかめながら、蓮は微笑む。 「っつ‼︎」 真司は蓮の双丘をわしずかみにし、そのまま上下させはじめた。 「あ、、あぁぁ…」 急な出来事に、蓮の体はしなるように反り返り、我慢していた喘ぎ声が漏れてしまった。 「しん…じ…きゅう…に…ダメ…すごい…おくに…」 蓮が小さく押し殺した声で、真司に訴える。 「蓮…俺にしがみついて…声…我慢できる?」 返事の代わりに、蓮が真司にきつく抱きつく。 「愛してるよ、蓮…愛してる」 真司は無意識のうちに、蓮に対するあふれる気持ちを口にしていた。 「‼︎‼︎」 驚きのあまり、中をより締め付けながら蓮が真司を見つめる。 「おれ…も…」 蓮が言葉を続けようとしたが、蓮に締め付けられた真司はもう限界だった。 勢いよく蓮を持ち上げたと思うと、そのままの勢いで、ずんっと蓮の双丘をおろす。そして、蓮の弱いところは、どんどん攻められ続けると。 蓮はその勢いを緩めようと、足に力を入れようとするが、真司からの刺激で足に力が入らない。 「しんじ…イクッ…い…く…」 「いって…」 真司の言葉が終わらないうちに、 「あぁあぁぁ…」 声を抑えられなかった蓮が喘いだ。 蓮のから発せられた白い蜜は胸に飛び、それは腹をつたい蓮と真司を結ぶ蓮の後孔まで流れてきた。 そして、蓮が達すると、蓮の中は脈打ち、真司の楔を刺激の中に陥れ… 「蓮…だめだ…俺もイク…離れて…」 蓮の中から出すまでは、ダメだ… 真司は蓮の双丘を力ずくで持ち上げようとした。 が、蓮がぐっとそれを阻止し、 「なかで…だして…」 「っ蓮…」 蓮は達した後の余波で、後孔をひくつかせ、入り口をきゅっと締める。 「でも、そんな事をしたら…」 蓮の体に負担をかける… 真司は限界を超えそうなのを耐える。 「…だして…中に…真司の…いっぱい…」 蓮は腰を浮かせ、勢いよく腰を落とした。 「っっ蓮…‼︎」 真司は蓮の中で達した。 「あ"、ぁぁぁ…ん」 蓮の中で達した真司の熱い蜜は、蓮の奥深くの内壁を激しく打ち付け、蓮は快感の絶頂へと誘った。 真司の楔は蓮の中の中で震え、 真司は蓮を抱きしめながら、熱いキスをした。 そして、二人して力尽き、ベットに倒れ込むのだった。

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