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第24話 <第三章> デートの朝 ①
真司は至福の朝を迎えていた。
なぜなら、今日は蓮と初めてのデートだ。
今、蓮は着替えに一度家に帰っていて、二人で買い物をしようと言っている最寄りの駅で待ち合わせをしていた。
こんな格好でいいのかな…?
真司の中肉中背で平凡顔…
最近忙しくて美容院に行く暇もなかったので、髪は伸びたい放題…
服装はオーバーサイズのものが好きで、いつの間にかクローゼットの中の服は、殆どがオーバーサイズ。
その点、蓮は10人中10人が爽やか系イケメンというだろうルックスで、大人の雰囲気も兼ね備えている。
今まで真司は蓮の私服を見たことがなかったので、どんな服装で行けば蓮と歩いていてもおかしくないのか心配していた。
今更どうにかして、どうにかなるものではないけど…これは酷い…
鏡に映る自分を見てがっかりする。
時計を見ると蓮との約束の時間まで、まだだいぶあった。
大急ぎで美容院でカットだけでもしてもらえたら‼︎
真司がいつも行く美容院は蓮との待ち合わせの駅近くにあったので急いで電話をすると、運良く予約が空いていた。
真司は朝ごはんも食べず、大急ぎで美容院に向かった。
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