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第37話 <第四弾> 蓮とのせいかつ
真司は意識を失った蓮の体や後孔を綺麗に拭き取り、眠る蓮の顔を見つめていた。
いつもは蓮の方が早く起きているから、寝顔を見るのは今日が初めてかな…
薄暗い部屋の中、綺麗な蓮の顔はまるで彫刻のようだった。
こんなに美しい人が俺の恋人だなんて…
真司には蓮はイケメンというより、外見も内面も美しく可愛らしい人に見えて仕方なかった。
蓮の額にかかっていた髪を、真司はそっと触る。
「…ん、んん」
眠っていた蓮が目を覚ました。
「蓮…体、大丈夫?」
真司が蓮に顔を近づけると嬉しそうに微笑む。
「蓮…一緒にお風呂入る」
「え⁉︎」
予想外の質問に蓮が驚く。
「蓮の体拭いたけど…やっぱりお風呂入った方がいいかなと思って…」
「…」
「俺が一緒に入りたいなって思ったけで、蓮が嫌ならしないないよ」
「一緒にはいる」
嬉しそうに蓮が微笑むと、その笑顔にやられて真司が照れる。
「じゃあ、用意してくる…」
照れを隠すように真司が部屋を出た。
お風呂で蓮の中も綺麗に洗い、真司が後ろから抱きしめるように二人で湯船に入った。
蓮と色々話したが、真司は楔が反応しないように懸命に違う事を考え、なんとかその場は乗り切った。
そして、その日に買ったパジャマを着て、蓮を抱きしめなが二人は眠ったのだった。
次の日会社に来ていく服がない真司は、上司に経緯を話し、出勤前にスーツを買いき行った。
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