54 / 118

第54話 甘い夜 ③

「蓮、今日はもう…」 蓮はズボンの上から真司の楔を触りながら、 「嫌だって言ったら…?」 「でも、今日は…」  真司は熱くなった蓮の瞳から目を逸らしす。 「…ここ…慰めてくれないの…?」 真司の手を蓮の楔に持っていき、 自分の手と真司の手を重なり合わせ、快楽で顔をしかめながら楔を撫であげた。 「…あぁぁ…」 喘えいだ蓮の楔は、すでに硬く反り上がっており、真司が撫であげるだけで、ちろちろと透明な蜜が流れ出す。 「…蓮の願いなら…なんでも…」 蓮の誘惑に真司の頭は蕩けてしまった。 「蓮…何してほしい…?」 真司は蓮のささやきに流されるように、甘い声で聞く。 「後ろから抱きしめて…」 ベットに横向きに倒れた蓮は、真司を誘惑する様に流し目で真司を見つめる。 真司は誘われるまま、蓮を後ろから優しく抱きしめる。 「…それから?」 「キスして…」 蓮は真司に抱かれながら顔だけ後ろをむき、口を開けた。 真司はそれに応えるよう、二人の舌がしっかり絡み合うように真司は蓮の口内を舐め回す。 部屋の中にはくちゅくちゅと二人が舌を絡め合う音が響く。 音だけで、頭がおかしくなりそうだ。 このまま、蓮の乳首を… 思うより先に濃厚なキスをしながら、真司は蓮の片方の乳首をきゅっと摘んだ。 「ぁん、ん…」 キスで蕩けていた蓮は真司に摘まれ、ビクンと体を揺らす。 真司はより強く蓮の乳首をつまみ、こね回す。

ともだちにシェアしよう!