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第75話 大人の… ①

家に帰った真司は、蓮に今日の出来事を話すと、蓮は嬉しそうに真司の話を聞き、食後に松野からもらったせんべいを二人で食べることにした。 「まさか、松野がこんなに気遣いのできる奴だとは思ってなかったよ」 キッチンのテーブルに座っていた真司は蓮から手渡された日本茶を受け取る。 「そうか?俺は始めて会ったら時から松野さんは、よく気が付く人だと思ってたよ。だから、俺は前、心配したんじゃないか」 悪戯っぽく笑いながら、蓮は真司の前に座る。 「そうだったんだ。蓮が松野の事そう感じてたなんて知らなかった」 「これは野宮さんからのか?開ける時に条件があるプレゼントって初めて聞いた。真司開けていい?」 「いいよ。変なものじゃなきゃいいけど」 実用性のある物っていってたから、大丈夫だろ… 蓮が野宮からの引っ越し祝いに手を伸ばす。 「‼︎‼︎」 プレゼントを開けた蓮の手が止まる。 「真司…これ…本当に引っ越し祝いに…もらった…のか?」 真司に背を向けてプレゼントを開けていた蓮が困惑した表情で、引っ越し祝いの品物を持って真司の方を向くと… 「‼︎それって‼︎」 「そうだと思う…」 蓮がは持っていたのは、 「バイブとローターと…まだ入ってる…」 箱の中身を見つめたまま固まっている蓮の方へ真司は駆け寄り、中身を覗き込んだ。 !!!! 「あいつなにやってんだよ!」 中身は、 バイブにローター。 拘束ベルトに目隠し用アイマスク、マッサージ用ジェル… 大人のおもちゃセットだ。

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