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第110話 誘う ③
「ぅぅん…」
先端から流れ出る蜜を蓮は自分の手になすりつけたかと思うと、その手で真司の楔を包み込み擦り上げる。
「っっ…」
蓮の蜜が真司の楔に塗り込まれ、蓮の手は滑らかに真司の楔を撫で、真司の楔が一気に硬く反り上がる。
そして真司の先端から流れ出た蜜と蓮の蜜が、蓮の掌の中で混ざりあい、ぬちゃぬちゃと卑猥な音が真司の耳を侵していった。
「は…ぁぁ…」
楔からと耳からの刺激で、頭が飛びそうだ…
「蓮…もう…」
蓮の手の中でイッてしまいそう…
快楽でしかめる真司の顔を見て、蓮が片方の口角を上げ、
先ほどまで擦っていた真司の楔に顔を埋めたかと思うと…
「あっっ…」
蓮は口を大きく開け、真司の楔を咥え込んだ。
真司の楔を蓮は口内の一番奥まで受け止めて、裏を舌の先で舐めあげる。
蓮が真司の楔を舐めあげるたび、突き出された蓮の腰も揺れた。
真司は愛しさのあまり蓮の髪を優しくなでてから、突き出された後孔に指をぷすりと差し込み、蓮が一番弱いところを押す。
「あぁぁん…」
突然の刺激に蓮は体をそらせ、咥えていた真司の楔から口を離す。
「蓮、もう挿れたい…」
「じゃあ、真司ベットの上で立て膝して…」
肩で息をしながら、蓮が微笑んだ。
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