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第22話

「理苑」 「どうしたの?お母さんそんな真剣な顔して」 施設長のことは俺たちはお母さんと呼んでいる 「理苑。貴方にお話が来ているわ」 「また?断ってよ」 「いいえ。今回は私はそうしたくない」 「なんで?俺が邪魔になった?」 気付けば施設内で俺は一番の年長者となっていた。体もでかいし食費も嵩むだろうからきついのだと思ってしまった 「そんなことあるわけないでしょ。理苑」 お母さんが初めて大きな声上げた 「…ごめん…」 「私もごめんなさいね。大きな声なんか出して…私はねあなたを我が子のように愛しているわ…だからいらなくなることなんてないわ。 ただ…今回はね…あの名門校である九良斗学園の理事長なの。あなたの実力はみんな知っている。ここではあなたの才能をこれ以上伸ばしてはあげられないと思うの。だからこそ。あなたはその話しを受けるべきだわ」

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