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第31話
琉の部屋は扉が開け放たれててそこから覗くと相変わらずソラと一緒で外の光が琉とソラを照らしてて天使みたいだった。
ますます…きれいになった…ずっと見ていたくなる…その体を抱きしめて閉じ込めてしまいたい…
肌を撫でて鳴かせたい…
…あぁ…重症だ。こんなにも好きで好きで…叶わない想いだとわかっているのに…無理矢理にでも組敷いて俺のものにしてしまいたい…誰も触れていない場所を俺が初めに触れたい…開いてしまいたい…
そんな想いは絆や縁を邪な目で見てる奴らと変わらない…そんな自分がとても恐ろしい…
その気持ちを断ち切るため首を振り声をかけた
「琉!」
琉がふりかえる。そして甘い笑みを浮かべた
綺麗だ…本当に…その笑顔はいつか人のものになるってわかってる。
まだ現れないそいつに嫉妬してしまう。馬鹿げてるってわかってるのに
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