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第47話
その日はみんなと遊んで昼を食べてまだ小さい子達は昼寝をして少し大きい子達は勉強を教えてくれって言ったから広いダイニングで勉強を教えてた。
「そういえばソラは?」
「縁と絆と一緒にいるんじゃないかな?。二人は今琉くんの部屋なんだ」
「ソラちゃんやっぱり寂しいのか毎日気付けば琉くんのお部屋に行ってたからそのままにしてたんだけどソラちゃん心配だからって縁と絆がその部屋に変えて欲しいっていったの。ソラちゃんの側にいたいからって」
「そっかぁ」
それからまた勉強に戻っていつの間にか集中してたのか午後のおやつの時間がとっくに過ぎていた
「よっし。みんな休憩するぞぉ」
その時異変に気付く
「なんか…焦げ臭くねぇか?」
「ホントだ。なんだろ?」
その時だった
「みんな!!火事よ!!外に出なさい」
らなさんと他の職員たちがバタバタと小さい子どもたちを抱えてやってきた。
「早く!!火の廻りが早いのよ!ここも時間の問題よ」
さざなみは木造の平屋建てだ。今日はすごく乾燥してて風もわりと強めだった。だからなのか火の回りが早いようだ
「いくぞ!」
みんなを先導して走り出すともうさざなみの半分ほどがなくなっていた
「縁と絆は!?」
「いないっ!」
「クソっ!探してくるからみんなここから動くなよ!わかったな!!」
やっとやっと幸せになるはずなのに!!どこにいるんだ!!
火の手は琉がかつて使っていた部屋の方から上がってた。あの部屋の裏に古い物置小屋があってそこが火の元のようだった。
なんで?あそこは火の気は全くない場所なのに!!
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