崩れ落ちた音に反応した琉が叫ぶ 「理苑！」 まだそこにいるのかよ？早くいけよ…大丈夫だよ。 「大丈夫だから早く離れろ。待ってるから」 安心させたくていつものように声をかける。本当は声出すのも辛いけどそんなの悟らせたくないし… 「ソラ！」 ソラ？ソラがどうした？ そう思ってるとソラが小さな隙間から中に入って来た。 こいつもお人好し…猫だからお猫好し？…琉にそっくりだ…俺のこと一人にできなかったんだろ？馬鹿だな…俺平気なのに…