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第67話

「理苑。おかえり。久しぶりだな。」 「ただいま」 「まずは…最優秀新人賞おめでとう!」 そう。俺はありがたくも賞をもらったのだ。 誰もが思いもしなかった結果。 試合も多く出させて貰ってなんとか結果を残せたようだ 「ありがとう」 「日本中大騒ぎだったよ」 「うん。なんかすっごくインタビュー受けた。てか驚いたのは今日ここについてから沢山人が出迎えてくれたことだよ。あれすごくね?まさかテレビで見てた光景を自分がやるとは思ってなかったよ。ありがたいけどここまで来るのだけで疲れた」 「おつかれさん」 「縁と絆は?」 俺が発ったあとすぐ二人は賢也さんと昇龍さんの養子になった。 だから戸籍上は俺の弟になるのだ。 「オン兄ちゃん!」 「ただいま。おっ。絆。背伸びたな。」 「俺もねバスケ始めたんだぁ!」 「縁は相変わらずだな」 「なんだよぉ!!それぇ!俺だって伸びたんだからね!!」   「そうぷりぷりするなよ。可愛い顔が台無しだぞ」 「可愛いって、言わないでよ!俺男だよ!」 「悪い悪い」 よしよしと二人を撫でてやると少し恥ずかしそうにだけど嬉しそうにしてる。それが俺も嬉しかった 琉は今はオーストリアに行ってる。世界を股にかけて活躍してるのだ。 だから琉には暫くは会えないだろう。 琉がアメリカに来たときくらいは会えるかもしれないがそれは来年の夏頃になるらしい

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