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第73話
「みぃつけたぁ。」
男はニヤニヤと気持ち悪い笑みを浮かべ優雅な足取りでこちらに近づいてきた。
身形と所作のあまりの大きな違いに恐怖を感じ動けなくなった
「理苑くん。君を探してたんだよぉ」
「おじさん。誰?」
「僕かい?僕は君の運命の人だよぉ」
「は?」
「まずはお風呂入っちゃおうか」
そういうと見た目とは違いかなりの力で服を脱がされた
そのまま風呂場へ運ばれて久しぶりに暖かいシャワーを浴びた
ここ最近は女が機嫌の悪いときに水を浴びせられる時しかここには入れないから本当に久しぶりだ
「やっぱり…君はきれいだね」
「は?」
女によく似た俺の顔をまじまじと除き込み舌なめずりした男。
気持ち悪い…怖い…
「怖い?そんな顔もたまらなく可愛いね」
そう言って男は突然俺の唇を食み蠢く真っ赤な舌を中に挿入し俺の口の中を掻き回しはじめた
息ができなくて苦しくて意識が遠のきそうになったとき男は俺をまた抱えた
そして俺の閉じ込められている場所とは違う暖かいベッドへ転がした
「苦しかったかな?ごめんね」
さっきと違い優しい声で優しい笑顔で俺を撫でた
とっても美しい人だと思った
「怖いことは何もしない。痛かったら教えてね」
その日から女のいないうちに俺は男に悪戯をされるようになった
始めは痛くて気持ち悪くて苦しい行為も慣れてくるもの。
男の言われたとおり俺は動けるようになっていた
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