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第74話
「上手になったね。理苑」
「上手?俺上手?」
「うん。偉いねぇ。ちゃんとお礼ができて」
男は俺にこうする後、もしくは前には暖かいお風呂にいれてくれて、ご飯をくれるようになっていた。汚いままなことも空腹になることもそのお陰でなくなったからそれらをくれるお礼としてこうしないとならないんだよって教えられてた。
それに俺とこうして交わることはあの女も喜ぶことなんだと教えられていた。何もわからない俺はそれを素直に信じていた
そんなある日女が予定より随分と早く帰宅してきたのだ。
最中の俺たちを見た女は発狂し俺を裸のまま外に放り出した
呆然として玄関を眺める。
女を怒らせた理由が全くわからないのだ。わからなくて戸惑って扉を叩くこともせず大人しくしてた。
いつもあの部屋にいるときのように息を潜めじっと
それからどのくらいたったんだろう。中から男が出てきた
「理苑。ごめんね。お待たせ。寒かったね。おいで」
男に促され戻ると女が裸で床に転がり焦点の合わない目でひくついてた
「お母さんどうしたの?」
「ん?大丈夫。少しだけ気持ちよくて失神しちゃっただけ。すぐ元に戻るよ」
「そっか」
「じゃあ遊びの続きをしよっか?」
そして失神する女の隣のフカフカのベッドで俺と男はさっきの遊びの続きをはじめた
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