藍くんは彼女へ近付き中を深めていき、そしてようやく誰にも秘密にしていることを藍くんに打ち明けさせることに成功した。 それが理苑の存在のこと。 男に乱暴される理苑を見た。それを見たときショックと驚きでどうしていいかわからず自分でも信じられないけど理苑に暴力を奮ってしまった。 それまで手を上げたことはなく自分が恐ろしくなった。 かと言って男遊びをやめることもできず、理苑に手を上げることもやめることができなくなって怖くて怖くて仕方なくてうちに連れて行ったと言うことも聞いた。 そこから彼女は自分を責め続けそして長い時が経つに連れその気持ちを忘れてしまい狂って行ってしまったようだった。 彼女は金の亡者になってしまった そして更に時は流れたのだけれど今交際している相手もあまりいい人とは言えない。その人と結婚すると言っていた。 理苑を式に招きたいと言っていた。多分それは本音だと思いたい。会いたくて仕方ない…けれどどんな顔をして会えばいいかわからない。そう思っているのではないかと私は信じていたい 結局彼女はお金のことでしか理苑に、理苑の周りの人に近付けなかった。もっと他に方法はいくらでもあったはずなのにそれしか方法が浮かばなかったのだと思う。 けれど…やり過ぎてしまった…交際相手は実は反社会的な人でとうとうそのお金に手を出してしまった。 これまで生きていく中で金のために犯罪行為も多くしてきていた彼女…そのため、藍くんの知り合いの警察の人に長く目をつけられていた。 そして今日とうとう逮捕されてしまった 彼女があの頃の…理苑を愛していた頃の女性に戻れるよう…私は…願っている… どんな理由があるにせよ理苑についた傷はもう消えない… 理苑は…もう…彼女を見ることはない…理苑を見ていたらそれがよくわかった… 今は世界で活躍する元気で明るい理苑だけれど…理苑が幼い頃負った傷はとてもとても深い…当然のことだけど