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第91話
賢也さんは後悔のないようにって言ってた。
多分だけど天は俺を好きだと思う。俺も天にあっという間に囚われた
琉に似てるからじゃない。だって二人は見た目は似てるけど全く違うから。天の強さに惹かれた…
このまま向こうに戻ったらもっと後悔する。
だからこれから天を抱く。沢山愛をささやく。俺の本音をぶつける
俺は抱いたことはないが忌々しいあの記憶で抱かれたことはある。その時は何がなんだかわからなかった。愛しいという感情はなかった。勿論気持ちいいとか思ったこともない。けれど今ここにいる天のことを愛おしく思うし、気持ちよくしてやりたいと思う。
うまく出来るかは正直自信はない。ただただ天に触れたい…一つになりたい愛したい…ずっと一緒にいたいその感情はいくらでも湧き出していた。
交わる際に何がいるのかは向こうの仲間が聞かなくても教えてくれたしうちには幸い全て揃ってる。愛し合っている人たちがいるから。
賢也さんには遅くなるようにお願いしたから大丈夫
浴室に天を通して着替えも準備した。必要なものも先に部屋に持ってった。
そして浴室の扉の向こうの天の影に欲情して俺も足を踏み入れた。
天は自分で後ろを弄ってた。ほぐしてくれているんだ
俺と一つになるために…そう思うとたまらなくなって抱きしめた。
「好きだよ…天。お前に一目惚れした…お前とずっと一緒にいたい」
「あっ!まっ…んん」
抱きしめて体を弄りながら何度も囁く。俺の思いが届くように…
やり方なんてわからない…けど…自然と体は動いた。
徐々に艶っぽくなっていく天が欲しくて欲しくてたまらなくなった
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