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第96話
賢也Side
「そろそろ起こしてきてあげたら?シャワー浴びたいんじゃないかなぁ?」
「わかった。いってくる」
昇龍にそう言われ理苑がリビングから出ていった。昇龍がそばに来てキスをしてくれた
「おっはよ!相変わらず美しいねぇ」
「お前はなぁにをいってるんだ」
「真実をいったまででしょ!。で。賢也。なんで教えてあげないの?」
「俺が教えるのは簡単だ。だけどこれは理苑が気付いて理苑の力で、気持ちで、天くんを変えてあげなければ意味がない。天くんの弱いところを見付けて手を差し伸べて一緒に乗り越えなければならない。天くんは自信がなさすぎるんだ。それを変えることができるのは理苑しかいない。そして理苑の心の奥に潜む暗くて重くて弱い部分も治してやれるのは天くん。二人にはお互いが必要な存在だ。俺は見守ることしかできない」
「まぁ。パートナーはそういうもんだよねぇ。俺もお前に救われたんだから…」
「俺もでしょ」
「愛してるよ。賢也」
理苑…お前はこれまで沢山のことを乗り越えてきたんだ…だから…俺は…お前を信じている
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