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第132話

琉Side その音に反応し訪問者を受け入れようと立ち上がる理苑を止めていそいそと出迎えた 「よかった…待ってた…」 「どうしたの?琉。そんな困った顔して」 やってきた二人の格好に唖然としたのだ。普段は見られないかなりポップな柄のワンピースを身に纏ったそらと金色のスーツに身を包んだ多岐川さんがいたからだ。 でもなんだろう?多岐川さんは元々きれいな顔立ちだしスタイルもいいためなのかその派手な格好が妙に様になってた そらもいつも以上に幼くなってなんだか可愛らしい。 この格好で動物の耳とかつけたい…なんて変な妄想までしてしまった。 俺の彼女…可愛すぎ… 「とても静かね。もしかして不安がらせちゃってる?」 「そうなんだよ…助けて…」 「わかったわ…じゃあ…お邪魔しまぁす」 大きな声でそらが中に声をかけるとその声が届いたのか二人同時に声を上げた 「えっ!!」 二人を伴い部屋に戻ると同じ顔して驚いている二人がまたもハモった 「そらさん!多岐川さん!」 本当に仲がいいなって思ったらなんだか笑えた 「ごめんなさい!突然押しかけちゃって」 「いや。いえ。あの」 「せーの…!」 「「おめでとう!!!」」 「へ?は?」 驚いている二人を尻目に手にしていたクラッカーをパンっとならし多岐川さんが声を上げる 「理苑くん!誕生日おめでとう!そして!二人の門出に!」 「え?え?え?」 理苑と天はパニックだ 「どういうこと?」 まぁ。そうなるよな?

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