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第7話 半年記念 ③
「…っあ……ぁぁ、ぁ…っぁ…」
啄まれるたび伊吹の口から、甘美な声が漏れ始め………
「ひゃ………っあ……」
今まで肌を啄んでいたキスが、伊吹のぷっくりと膨らんだ乳首を吸い上げた。
伊吹は今まで感じたことのない感覚に陥り、腰の奥がゾワっとする。
「綺麗だよ、伊吹……」
「あ、ぁぁ……」
優しく微笑んだ蒼は、ゆっくりと伊吹の乳首を尖らせた舌で下から上へと舐める。
そして、もう片方の乳首は蒼の人差し指で先端を、カリッと擦られ……
伊吹の乳首にはピリッと電気のようなものが走っり、ズボンの中に隠されている楔がぴくりと反応した。
それを見た蒼は嬉しそうに微笑むと、
今度は伊吹の乳輪を円を描くようにくるくる舐め、指は先端だけ人差し指の腹で優しく撫でる。
片方は乳輪だけ、片方は先端だけいじられ……
体の奥からの疼きが止まらない……
「っや…蒼……。もっと……」
蕩けるような表情で、伊吹はねだる。
「!!伊吹…煽らないで……」
「はぁぁ……あぁぁ……」
急に乳首を甘噛みされ、もう片方を指でこねられると、伊吹の身体と楔はビクビク震えだす。
蒼に舐められ、吸われ、甘噛みされ……
指では優しく、ときにキツくこねられ、弾かれ、時に先端を爪でカリッと引っ掻かれ……
そうするたびに伊吹の身体はビクビクと跳ね上がり、甘い喘ぎ声が口から流れるように発せられる。
「あお……い……。ここが……くるしっ……」
伊吹はズボンの中ではちきれそうなほど硬くなり、反り返った楔の上には手をやった。
「っつ……。じゃあ、楽にしてあげる」
蒼はすぐにでも伊吹を無茶苦茶にしたい気持ちをぐっと押さえ、優しく息吹のズボンと下着を脱がせた。
「綺麗だ……伊吹……」
そこには、蕩けた顔に、紅葉がかった白肌。
震える楔に、目にはうっすら涙を溜め、蒼を見つめる伊吹の姿があった。
そして伊吹の脚をぐっと開かせると、何もしていなくても、期待でピクピク振る伊吹の楔を口に含み……
「ふぁぁ……ぁぁ…」
蒼の口の中で伊吹の楔は脈打ちながら、蒼の舌によって裏側を舐め上げられたり、先端の割れ目に舌を入れられたり………
「っや……あお……い…。ぞくぞく…する……」
蒼から与えられる刺激についていけないと、伊吹が蒼を押し退けようとするが、蒼からの刺激により、そんな力は残っていない。
「じゃあ、こうしたら、どうなると思う?」
先端から流れ続けている蜜でヌルヌルになった、伊吹の楔の先端を親指の腹でくるくると擦り、楔の裏側を尖らせた舌で舐め、そして…………
「ああぁぁぁ……」
ぷすりと伊吹の後孔の中に角ばった中指を入れた。
蒼の指は長く、伊吹の中を優しく触る。
「伊吹、教えて…。伊吹のいいところ…」
蒼は伊吹の弱いところを探すように、中をぐっと押していく。
自分でするのと全然ちがう……
蒼の指が……
どんどん弱い所に近づいていく……
「あっっ‼︎」
とうとう伊吹の一番弱い所に蒼の指があたり、伊吹の身体はビクンっと反り返った。
「伊吹……ここ?」
「っあぁぁぁぁ……」
伊吹の体がビクビクと反り上がるたび、蒼は弱いところを押していく。
その間も楔の先端は指の腹で摩られ続け、前からも後ろからも、刺激が伊吹を襲う。
「っや…そこ…だから……。そこだから……あお…い…やめ…て…」
あまりの快楽に伊吹の目から涙が流れる。
「泣かないで伊吹。……もっと気持ち良くなって……」
「ぁああぁぁ‥っん……」
次は伊吹の後孔に薬指が差し込まれ、二本の指で弱いところだけを押し上げられる。
そうするたびに伊吹の目からは快楽の涙がこぼれ、徐々に伊吹の中から液体が流れ始めた。
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