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第17話 フェロモンにあてられて… ① ー伊吹sideー
タクシーの運転手の機転によって、いつもより早くマンションに着いた。
伊吹は急いでエレベーターに乗り、部屋の前まで来た時には、蒼の理性も限界にきていた。
「いぶ…き……。もう、、無理かも…」
蒼の手が、伊吹の服の下に滑り込みそうになる。
「待って‼︎」
伊吹が勢いよく玄関に入った途端、蒼は伊吹を抱き抱え、ベットの上に押し倒した。
「伊吹…ごめん…」
「‼︎…ひぁゃ…ぁぁ…」
伊吹が驚く間もなく、蒼は伊吹のシャツをボタンごと引きちぎりピンク色の乳首に貪りついた。
いつもは優しくゆっくりと舐める蒼だが、今日は人が変わったかのように、きつく吸い上げ舌の先で乳首の先端を何度も弾くように舐める。
「っや……あぁぁ、…ぁぁっ……」
伊吹は一気に快楽へと突き落とされ、体をビクンッと反らせ、その口からは喘ぎ声が漏れる。
蒼の口の中で、伊吹の乳首は弄ばれ、腰が砕けそうになる程感じていく。
蕩けた伊吹を目の当たりにした蒼は、伊吹のズボンに手を回し、下着ごと脱がす。
「伊吹…ごめん…。優しくできないかも……」
「‼︎」
蒼は伊吹をグルンとうつ伏せにし、腰をぐいっと持ち上げた。
そして淡い桜色の後孔に中指を挿れ、激しく掻き回し始める。
「や、ああぁぁ……っ」
伊吹の腰が跳ね上がり、蒼の指を締め付ける。
蒼の指は伊吹の弱いところを強く押したり、優しく撫でたり…
出し入れしながら指を奥へと進めていく。
そうされるたびに伊吹の後孔や中は快楽から痺れだす。
「あお…い…。はげし…い…」
ちょっと待って…
身体が気持ち良さに、ついていけない…
伊吹が蒼の指を止めようと、片腕を伸ばすと、
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