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第19話 フェロモンにあてられて… ③

「あああぁぁぁぁ……」 一気にズンッと伊吹の一番奥の壁まで押し込んだ。 急に奥までつかれ、指はとどかず広げられてなかった中は、蒼の硬く反り上がった楔でこじ開けられる。 蒼の楔は伊吹の中でも脈打っているのがわかるほど… 伊吹の中はすぐに蒼の楔を受け入れる形となり、蒼の楔をきゅうきゅうと締め上げる。 「いぶき……ちから…ぬいて…」 蒼は伊吹の中の暖かさや、締め上げですぐにでも達してしまいそうになる。 「きもち…良すぎて…むっ…り…」 最初の一突きで、伊吹の身体は力を抜き取られ、ベットに身体ごと沈み、うつ伏せとなる。 「伊吹…愛してるよ…」 蒼が伊吹に覆いかぶさり囁くと、繋がっている楔を伊吹の上から、ズンっとさらに押し込んだ。 「あ"あぁぁん……」 一番奥に押し当てられて蒼の楔の先端が、内壁をより押しやる。 そして、硬く熱い楔は伊吹の一番弱いところを圧迫し、奥からの刺激と弱いところからの刺激と混ざり合い、伊吹の意識を飛ばそうとする。 蒼が楔を蒼の後孔近くまで引き抜くと、弱いところに蒼の先端が引っかかり、強い快楽へと誘う。 「っや……あお…い…ゆっ…くり……」 このままでは、すぐにでもおかしくなってしまいそうな伊吹は、喘ぎ声を抑え、蒼の方を見た。 「ごめん…。伊吹の中が…気持ち良すぎて…止まれない…」 「ひゃぁぁ…っん…」 また勢いよく押し込まれた楔は、より強く奥に打ち当たり、蒼がピストンするたびに内壁は収縮を繰り返し伊吹の身体を揺らした。 伊吹の身体が揺らされるたび、ベットに押しやられている伊吹の楔はベットと伊吹の身体の摩擦により、擦られ続ける。 伊吹は前からも、後ろからも責めたてられ、楔から流れ出る伊吹の蜜は、シーツを濡らしていった。 「伊吹…後ろ向いて…キスしたい…」 伊吹が後ろを振り向くと、快楽から切迫詰まり眉間にシワを寄せながらも、伊吹を愛おしそうに見つめる蒼の瞳が伊吹の目に飛び込んできた。 蒼が愛おしい……

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