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第41話 ーー突然の電話 ② 蒼sideーー
食事をしている間も伊吹は上の空。
これは俺から切り出さないと、言いづらい事なのかもしれない。
「伊吹、話して」
食後、2人で片付けを済ませた後、蒼はソファーに座る伊吹に砂糖入りのホットミルクを手渡し、伊吹をしっかり見た。
「……」
「…。何でも話して欲しい。俺は伊吹にはそんな悲しそうな顔して欲しくない…」
そんなに言いづらい事なのか?
蒼は伊吹の隣に座り優しく髪を撫でた。
伊吹は少し蒼から目を逸らし…、そして意を決したように話しだした。
「実は…さっきの電話なんだけど…」
「何か嫌なこと言われた?」
伊吹の不安そうな顔…
やっぱり何かあったんだ。
「ううん。実は電話の相手………。柚くんだった……」
え⁉︎
一瞬、蒼は息を呑んだ。
「それで何か言ってた?」
「電話があった事と、また折り返し電話するってことだけ…」
もしかして、あの時の痣…
痣に関係することかもしれないし、あのヒートの放出の仕方。
ただ事ではない。
もしかして緊急を要することかもしれない。
伊吹に柚の事を話して今から様子を見に行かないと……。
「伊吹、実は柚…」
と、言いかけた時、
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