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第120話 ーー注意点 ① 蒼sideーー
点滴がもう少しで終わる…
そんな時、伊吹と蒼がいる診察室に勇気と瑆が入ってきて、
「体調戻ったみたいだね。どうぞ、そこに座って」
瑆が伊吹の点滴の針を抜き、椅子に座るよう、伊吹と蒼に言った。
「菊池先生、中星先生、今日は伊吹の事、ありがとうございました。それに俺、取り乱してしまって、ご迷惑をおかけしてしまい、すみませんでした」
勇気と瑆に蒼は深々と頭を下げと、
「迷惑なんてかかってないし、蒼くんは俺達の話をよく聞いてくれたと思うよ」
蒼の前に座った勇気は微笑む。
「それでこれからについての事で、蒼くんと伊吹くんに一つお願いがあるんだ」
「お願い…ですか?」
まだ伊吹に何かあったのか…?
蒼の頭に不安がよぎる。
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