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「は、うっ、く……ッ」 「聖さんのちんぽ、ぱんぱんに膨らんでてきつそうだなあ」 「あっ、ゃ、ぁ」 「ほら、ちゃんと足広げて……今度はどっちかな」  ソファの背もたれに手をついて両足を開いて立たされて、根元を紐できつく縛られた陰茎を、こしょこしょと指先で弄ばれる。それから、誓の指先がするすると移動していき、臀部と陰嚢を順に擽られていくと、聖は身を捩った。  これから起こることを考えると、足先ががくがくと震えてしまいそうになる。それでも、数秒後に来るであろう衝撃を待ち構えるのだ。  バチーンッ――!!! 「すごい、聖さんの弾力のあるお尻が真っ赤」 「ひぃ゙、ぐ……ッ♡」 「……なんです?」 「へ、えっ……?」 「ああ、こっちもいじめてほしいですよね」 「っが、あ゙ぁ゙~~~ッ♡♡♡」  背後に立つ誓は困ったように笑いながら、数歩後ろに下がって、片足を軽く振りぬいた。すると、足の甲が聖の陰嚢にヒットして鈍い音が鳴る。比較的易しいとはいえ、玉蹴り行為に聖は悶絶する。  少しだけ置いてから再び蹴り上げられると、なんとか痛みに耐えていた聖だったが、ふにゃふにゃとその場にしゃがみこんでしまう。ソファに手をつくようにという指示も守れず、片手を陰嚢に伸ばし、じんじんとする部位を撫でたり揉んだりして痛みを逃がそうと努力する。 「スパンキングも良さそうでしたけど、こっちも反応良さそうですね。カウンセリングシートにも、玉責め興味アリってしてましたもんね」  それはそうだけど、こういう痛い系に興味があったわけではない。思わず抗議したくなったが、聖が口を噤んだ。 「ほら、ちゃんと立って」  本当に嫌なら、あらかじめ決められたNGワードを口にすれば良い。しかし、聖の口からこぼれるのは、細切れな吐息や喘ぎばかりだった。  陰嚢は少しだけさすったら楽になったため、誓に言われた通りに立ち上がり、再度ソファにしがみつく。  次はお仕置きと称して、今まで以上に強く尻を叩かれるかもしれない。もしくは、玉を思い切り蹴り上げられるかも。想像するだけで、聖はゾクゾクしていた。恐怖と興奮が、ちょうど半分ずつくらい。 「ぁ゙……は、ぁ゙っ♡」  それでも怖いものは怖いので、自然と両足は震えてしまう。どうにか体勢を崩さないように立っていると、下半身にいきなりぬるりとした感覚。 「ひ、ぃっ……♡」  驚いて顔を下に向けると、誓が尻たぶに舌を這わしていた。何発も平手打ちをくらって、真っ赤に腫れ上がってしまった臀部を、長い舌先でつうっとなぞっていく。そのくすぐったさと、僅かにしみる感覚に聖が目をぎゅっと閉じる。  数分間舐められたあとは、誓の舌先が後孔へ近付いてきて、聖はドキっとした。今日のプレイが始まってから、まだ一度もその部分をいじられていなかったのだ。ついにそこを触れられるのだろうかと緊張感が高まるも、誓の舌はそのまま穴のすぐ横を通過していく。そして、尻たぶと同じく散々いじめられた、陰嚢に到達したところで止まった。 「や、誓く、ん……そんな、とこっ、ぉ゙♡」 「ちんぽだけじゃなくて、玉もびっくびくしてますけど」 「ちが、あ゙っ、や、ひぃ゙っ♡」 「さっきよりも反応すごいけど、よしよしされる方が好き? おかしいな、過激さが足りなくて指名外された認識だったんだけど」  片方を口に含むと、まるで飴玉を舐めるかのように口内で転がされる。紐で結われて射精を許されていない陰茎も、指先でぐりぐりと刺激されて、同時に与えられる責めに聖はおかしくなってしまいそうになる。 「あれ、お返事は?」  ――パチンっ!  陰茎をいじって湿った指先で、口内から解放された陰嚢を強く弾かれる。 「っゔぐ~~~ッ♡♡♡」 「おかしいな、返事が聞こえませんね」 「よしよしされるのもぉ゙っ♡尻と玉いじめられるのもぉ゙っ♡ぜんぶ、すきですッ♡♡♡」 「じゃあもう一回してあげますね」 「ひぎっ、ぃ゙~~~ッ♡♡♡」 「あれ、軽くイキました?」 「あ゙、やっ♡はあ、は……ふぅ゙ッ♡」 「どちらかというと激しい方が好き?」 「お゙~っ♡りょ、りょうほう、すきです、ン゙っ♡」 「……聖さんかわいいな、最高ですね」

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