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恋のはじまり☆20
これでもかってくらい たっぷり時間をかけ
遊の体を 隅から隅まで、
手のひらで、指で、唇で、舌で愛撫する。
『・・あっ・・・ぁぁ・・ん、やぁ・・・・・』
俺の しつこいくらいの愛撫に とろとろに蕩けている遊は、もう 抵抗らしい抵抗も出来ずにされるがまま。
でも、なかなか先に進まないコトに堪らなくなったらしく、震える手を伸ばすと俺の手をキュッと握りしめてきた。
『あ・・・、も・・触って・・・・////』
『んー?・・・どこを?』
意地悪して聞いてみれば、遊は目に涙を浮かべて
じーっと見つめて
『も・・・、意地悪・・・っ。・・嫌い・・・』
そう言って、目をそらし、
ぷいっと横を向いてしまった。
し、しまった・・・!
かわいくて、かわいくて、かわいくて
つい・・・苛めすぎちゃった・・!
『ごめん・・・っ!ゆ・・』
慌てて、謝ろうとすると、
遊が握ったままだった俺の手を 親指で撫でて
ふんわりと笑った。
そして、トドメの一言。
『・・・うそ。・・・好き///』
『────//////// っ!』
くらり。
か、
か、
か、
かわいいーっ!/////
どうしよう、俺!
どうしたらいいの、俺!
『晃くん・・・』
『へ・・・・、え?』
真っ赤になって固まった俺に、遊が・・・
『続き・・・、して?』
と、今度は色気たっぷりの笑みを浮かべ、
俺の背中に手を回す。
『//////』
喜んでーっ !!
と、心の中で叫んで
仕切り直しとばかりに、遊の唇に喰らいついた。
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